不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/12/10

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    各種手続き(相続登記など)はきちんとされている前提で、いかに高く売却するかについてお話します。

    まずは、家の掃除です。汚い家はそれだけで値が下がる要因になります。業者を入れるぐらい徹底的に掃除です。もちろん残置物は処分してください。特に汚れたカーテンなどは廃棄です。ご両親がタバコを吸っていた場合、ヤニが付着していると思いますので、壁紙等取り換えた方がいいでしょう。ホテルでも禁煙室が人気ですが、ずっと住む住宅ならなおさらです。特に中古住宅を購入するボリュームゾーンである30代の喫煙率は低いので、タバコのにおいは厳禁です。

    壁紙を変えたら、スイッチ、コンセントのプレート部分は簡単に交換できかつ安価ですから交換してください。きれいな壁紙が台無しになります。
    また、カーテンは安くてよいので、レースだけでもつけてください。外部の光が柔らかくなるので、印象がガラリと変わります。
    電灯類についても安価でいいので、新しいライトに変えてください。古い汚れたライトはそれだけで古臭さを感じますし、取り外すと部屋が暗くなり印象が悪くなります。明るいLEDのシーリングに替えるだけなら1基4000円前後です。

    残置物の中で、ダイニングテーブル、ソファなどまだ見栄えがするものがあれば、捨てずに家の飾りとして使ってください。何もないがらんどうの部屋では、購入者にとって購入後の生活を想起しにくく、壁と床と窓の印象しか残りません。テーブル等があると、生活感がちょっと出るので、購入後の生活を勝手に想起してくれます。

    これらは不動産会社がアドバイスすべき内容ですが、スーモに載せるぐらいしか知恵の無い業者も多いので、不動産会社はどうやって高く売るかを聞いてから選んでください。

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/12/09

    角田浩崇

    イエステーション博多店 (株)コムハウス

    • 30代
    • 福岡県
    • 男性
    • 不動産会社

    はじめまして、イエステーション ㈱コムハウスの角田と申します。

    相続した家を売却する際には、いくつかの重要なポイントと注意事項があります。以下に詳しくご説明します。

    1. 相続手続きの完了
    売却を進めるには、相続手続きを完了させる必要があります。

    ・相続登記の義務化:2024年4月1日以降、相続登記が義務化されますので、早めに名義変更を行いましょう。
    ・遺産分割協議書の作成:複数の相続人がいる場合、誰がどのように不動産を相続するかを明確にする必要があります。

    2. 不動産売却時の準備
    (必要書類の準備)
    売却には以下の書類が必要です。
    ・登記事項証明書(登記簿謄本):所有者情報を確認します。
    ・固定資産税納税通知書:税額や評価額を確認します。
    ・身分証明書:売却手続きに必要です。
    ・建物図面や間取り図:ある場合は用意しておきましょう。

    (査定と相場確認)
    不動産会社に依頼して査定を受け、売却価格の目安を把握します。
    複数社に査定を依頼すると、価格やサービスの違いが分かりやすくなります。

    3. 税金や費用の確認
    相続した不動産を売却する際には、税金の負担が発生する場合があります。
    ・譲渡所得税
    ・売却益(売却価格 - 取得費 - 諸経費)に対して課税されます。
    ・特例の適用:「相続財産を売却した場合の3,000万円特別控除」などを活用できる場合があります。適用条件について税理士に相談しましょう。

    (固定資産税や維持費)
    売却するまでの間も、固定資産税や管理費などの維持費が発生します。早めの売却でコストを抑えることが重要です。

    4. 売却戦略の選定
    (売却方法の検討)
    ・仲介での売却:相場価格で売却できますが、時間がかかる場合があります。
    ・買取での売却:不動産会社が直接買い取るため、早く現金化できますが、価格はやや低めになります。

    (売却時期の判断)
    不動産市場の動向を把握し、売却に適したタイミングを選びましょう。
    季節や地域ごとの需要も考慮すると、売却がスムーズに進む場合があります。

    5. 専門家への相談
    相続不動産の売却には法律や税金に関する知識が必要です。以下の専門家に相談するのが安心です。

    ・司法書士:相続登記の手続き。
    ・税理士:譲渡所得税や特例の適用に関する相談。
    ・不動産会社:売却戦略や市場の動向についての相談。

    6. 感情面のケア
    家には思い出が詰まっている場合が多く、家族内で意見が分かれることもあります。売却をスムーズに進めるために、以下を心掛けましょう。

    ・家族全員で話し合い、納得の上で進める。
    ・感情面でのサポートが必要な場合は、第三者に相談する。

    7. トラブル防止のポイント
    相続人が複数いる場合、全員の同意が必要です。後々のトラブルを防ぐため、書面に残しておきましょう。買主との契約書は慎重に確認し、不明点は専門家に相談してください。

    (まとめ)
    相続した家を売却する際には、相続手続きを確実に完了し、税金や費用を理解したうえで、早めの準備を進めることが大切です。迷う点があれば、不動産会社や専門家に相談しながら進めるとスムーズです。

    以上、参考になれば幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2019/04/02

    マンションナビ運営事務局

    マンションリサーチ株式会社

    • 30代
    • 東京都
    • マンションナビ運営メンバー

    まず注意すべき点は、相続登記を行わない限り、売却できないという事です。
    また不動産は相続する人が確定していないと登記はできません。他に兄弟等の法定相続人がいる場合は、遺産分割協議を行い、所有者を特定しておきましょう。

    売却までの流れは以下のようになります。

    1.遺産分割
    自分以外にも親や兄弟等の法定相続人がいる場合には遺産分割協議を行います。
    これは、誰がどの財産を受け取るかを決める会合です。

    2.相続登記
    不動産を相続した場合、その所有者は相続登記を行い、不動産の名義を移す必要があります。登記手続きはご自身でも可能ですが、トラブルを防ぐためにも司法書士等の専門家に依頼するのがよいでしょう。

    3.不動産売却
    相続登記が済めば、通常の不動産売買と同様に所有者が不動産会社と売買契約を交わし、売却を依頼します。

    4.売却代金の分配
    不動産の売却代金を相続人同士で分け合う「換価分割」の場合、遺産分割協議で取り決めた内容に沿って売却益を分配します。

    遺産分割協議や相続登記には期限がありませんが、段取りに時間がかかり、相続人同士が顔を合わす機会も限られますので、出来るだけ早期に手続きを進めるようにしましょう。

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