不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/05/03

    月山なつ

    不動産専門家

    • 40代
    • 大阪府
    • 女性
    • 専門家

    海外在住者のマンション相続にはいくつかの特別な手続きや注意点があります。以下に主なポイントをまとめました。

    1.遺産手続き
    海外在住者が日本の遺産を相続する場合、遺産手続きを行う必要があります。これには、相続人や代理人が遺産分割協議書を作成し、相続登記を行う手続きが含まれます。海外に住む場合、遠隔地からの手続きを行うことが必要となりますので、手続きのスケジュールや必要書類の準備に時間をかける必要があります。

    2.相続税
    日本のマンションを相続する場合、相続税の支払い義務が発生する可能性があります。相続税の評価額は、マンションの価値や相続人の関係によって異なります。海外在住者の場合、相続税の支払い方法や手続きについて、日本国外の所得や資産との調整が必要となります。税務の専門家に相談して、適切な対策を検討することが重要です。

    3.マンションの売却
    将来的にマンションを売却する際には、売却益に対する課税が発生する可能性があります。海外在住者が日本の不動産を売却する場合、非居住者に対する特別な課税ルールが適用されることがあります。売却益の計算や税金の支払い方法について、税務の専門家に相談してください。

    4.日本の銀行口座
    海外在住者が相続を受けた場合、日本の銀行口座に相続財産が入金されることがあります。銀行口座の管理や引き出しについて、海外からの手続きや通貨の交換に関する手数料や制限を確認しましょう

    これらのポイントを確認しながら、海外在住者のマンション相続や売却に関する手続きを進めることが重要です。また、日本と海外の税務ルールや手続きの違いについても十分に理解しておきましょう。税務や法律の専門家に相談し、適切な対策を講じることをお勧めします。

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