不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/10/05

    岩下桂子

    幸山FP事務所

    • 東京都
    • 女性
    • 専門家

    お子様の誕生を機に住み替えをご検討されているのですね。
    港区内での3LDK以上の中古マンション購入について、いくつかの観点から分析してみましょう。

    1. 予算と物件の状況
    港区内の3LDK以上の中古マンションは7,000万円の予算では確かに厳しい状況です。しかし、築年数が古い物件や駅から少し離れた物件であれば可能性はあるかもしれません。

    2. 現在の物件の売却
    マンションを4,000万円で売却する場合、仲介手数料や登記費用などの諸費用が発生します。
    これらの諸費用と残債を差し引くと、売却益は約1,800万円程度になると見込まれます。

    3. 住宅ローンの審査
    妻の収入減少は、確かにローン審査に影響する可能性があります。また特に注意していただきたいのは、妻の妊娠出産後は家事や育児の負担が増大し、夫婦関係に影響を及ぼす可能性があるということです。このため、新居購入検討にあたってペアローンを予定してる場合は慎重に検討する必要があります。家族の状況変化に柔軟に対応できるよう、十分な話し合いと検討が重要です。

    4. 選択肢の検討:
    a. 港区内での購入:
    予算内で見つかる物件は限られますが、不可能ではありません。不動産業者に相談し、条件に合う物件をしましょう。
     b. 近隣区での購入:
    港区に隣接する区(例:新宿区、渋谷区、中央区など)で探すことで、予算内で希望の広さの物件が見つかる可能性が高まります。
     c. 賃貸への切り替え:
    現在の物件を売却後は、港区内や近隣区でより広い物件を「購入」ではなく「賃貸」するという選択肢もあります。 子育ての環境や将来の教育なども考慮に入れると柔軟な対応ができるというメリットがあります。将来、希望の物件が見つかるまで売却資金は運用してより殖やすというもの一案です。

    5. 専門家への相談:
    不動産の専門家やファイナンシャルプランナーに相談することをお勧めします。長年の経験から構築した優良で良心的なネットワークがあり、必要に応じて適切な紹介を受けることができます。市場の最新情報や、あなたの財務状況に基づいたアドバイスも受けることができるでしょう。

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