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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/01/09

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    確かに、相談者様が指摘される内容を感じることがあります。しかし、全てのマンションに当てはまるとは限りません。

    近年は建物の構造や性能に関する法規制が厳しくなり、新築マンションの安全性は向上している一方で、コスト削減のために建材の質が低下したり、設備が簡素化されたりしているケースも少なくありません。それに対して、バブル期に建てられたマンションは経済状況が後押しされ、高品質な建材や設備が採用されているケースがあります。この両者を比較した場合に新築の方が見劣りするケースもあるでしょう。

    2010年頃は「耐震性」が注目を浴び始めた時期です。こぞって「免震構造」「制振構造」など耐震性の高いタワーマンションが建てられ始めた時期だと記憶しています。当時は「円高」でしたから、住宅用の材料を輸入するのに適した時代でした。材料費を割安で仕入れることができましから、価格の割に性能が高いマンションも多かったのです。

    マンションはメンテナンス次第で60~100年は持つと言われています。管理体制や修繕状況、構造等に関する情報を収集し、新築にこだわらず物件探しをすることで選択肢も広がるでしょう。

    以上、お悩み解決の一助となれば幸いです。

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