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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/10/14

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    新耐震基準を満たしていれば、震度6強~7程度の地震でも建物が倒壊しないということですから、安全面において一つの目安をクリアしていると言えるでしょう。

    SRC造の法定耐用年数は47年といわれています。しかし、これは建物寿命ではありませんので、適切なメンテナンスを行えば寿命は100以上との説もあります。日本には100年以上経過した分譲マンションは存在していませんので仮説の域をでませんが、メンテナンスが重要である点について疑う余地はありません。

    相談者様が購入を検討されているマンションは筑後35年とのことですから、国土交通省が公表している長期修繕計画のガイドラインに基づけば大規模修繕はすでに2回実施され、現在は3回目の修繕計画を検討している時期ではないでしょうか。大規模修繕実施前には建物全体の劣化状況について調査されているはずですから、管理会社もしくは管理組合からその資料を入手して確認されると良いでしょう。

    また、室内についてはインスペクションを実施して、判断基準とされれば良いのではないでしょうか?

    それ以外にも管理規約や修繕積立金の額、実際の管理状況やトラブル発生の有無など調査することはありますが、それにより大きな問題がないと確認できれば購入に支障はないと考えられます。

    以上、多少なり参考となれば幸いです。

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