不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/01/06

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    不動産クラウドファンディングは歴史が浅いため、まだ十分な判断ができる状況にはなっていないと思います。
    個人向けの不動産クラウドファンディングはその多くが、「匿名組合型」になります。この組合の持ち分を取得することで、収益を得られる仕組みになっていますが、物件の所有権は持てず、運営に指図はできず、運営が下手だからといって売却も基本的にできない、つまり逃げられない仕組みです。

    不動産クラウドファンディングでも、物件の所有権が得られる任意組合型、賃貸型というタイプもあります。賃貸型は個人向けではありませんので、任意組合型が所有権を持てるタイプになりますが、重大な問題があります。前述の匿名組合型は出資額が損の最大値ですが、任意組合型は無限責任、つまり出資額を超えて損失が発生する可能性があります。

    不動産クラウドファンディングは、現状ではいい結果が出ているケースがおおいのですが、逆境になった場合のデータがありません。公表もされません。そのため、十分な判断ができる状況にはなっていないと述べた理由です。現状では資金に余裕があるアーリーアダプター層向けでしょう。その割には利回りが低すぎると感じますが。

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/12/31

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    少額から始められるクラウドファンディングは、手軽に始められる不動産投資として注目されています。しかし、投資である以上はリスクが伴います。

    初心者がファンド先を選ぶ際には、過去のファンド組成数や実績(特に元本割れに注意)を注視すると同時に、過去の運用実績や投資先不動産の詳細な情報を入手して、自ら学ぶと同時にファンド先を決定する必要があります。

    また、運営会社の設立年数や事業内容、過去のトラブル履歴についての調査も必須です。

    私見ではありますが、COZUCHI(コヅチ)、CREAL(クリアル)、オルタナバンクは実績も多く、初心者向けの投資案件が豊富だと感じます。しかし、元本が保証されないクラウドファンディングにおいては、相応の知識が備わるまで少額投資に徹し、無理をしない心構えが大切です。

    以上、参考になれば幸いです。

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