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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/01/29

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    まず、中古物件のチェックですが、風雨にさらされる屋根と外壁チェックです。特に屋根。アスベスト対策としてアスベストが含まれない屋根材が2000年あたりから発売されていますが、強度不足でボロボロになってしまう商品があります。こういう商品は塗装もできないので、補修費が100万円単位でかかってしまいます。屋根には防水シートがあり二重の防水対策がされていますので、室内には影響が出ていない場合もあり、気づきにくいのです。
    外壁も要チェックです。窯業系サイディングはそれ自体に防水効果はない!ので、塗装が必須です。10年おきに再塗装の必要があるので、前回の塗装時期と商品特製(何年保つか)をチェックです。

    さらに、サイディングの隙間を埋めるシーリング材も寿命があります。弾力が失われている場合は打ち直し時期です。打ち直しではなく上塗りで対処してあるケースがあり見た目は綺麗ですが本の表面だけなので防水効果はすぐ切れます。

    次に、キッチンの床に床下収納庫があれば、それを外して(はまっているだけなのですぐ外せます)、床下に頭を突っ込んでください。
    変な臭いがする場合、シロアリの可能性があります。基礎から土の筋が伸びていたら蟻道の可能性があります。
    断熱材がキッチリ収まっているかもチェックです。グラスウールの場合、垂れ下がってブラブラしている可能性があります。
    見えない部分なので、施工会社の姿勢が見えます。ゴミが散乱しているような場合、施工も雑である可能性があります。

    リフォームコストは状態により様々です。

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