不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/07

    ご相談、拝見いたしました。

    【① この物件を絶対に購入したい場合】

    ❶悔しいですが、今の担当のまま進めるのが最もスムーズ、買い逃しリスクは低くできるかも

    ❷専任業者は自社の顧客(さらに、同じ会社内でも物件担当営業の顧客)が優先される傾向あり

    ❸担当営業に不安があっても、交代は難しいことが多い(どうしても、、という場合には、くれぐれも慎重に、店舗に連絡の上、支店長様などに折り入ってご相談される等。)

    ❹ただし今回の場合、売主寄りの条件になる・気持ちの負担が残るリスクも


    【② 他の物件でもOKな場合】

    1担当交代の相談や、他社経由での申込も可能

    2ただし交渉力や顧客としての優先度が下がる(買えない可能性が高まる)リスクあり

    3対応次第で関係がこじれる場合も

    4他の検討顧客がおらず、担当会社を変えても購入できる可能性を担保できるかどうかリサーチは必要です


    【住宅ローンについて】

    •物件ごとに評価が違うため、事前審査においても物件を変えた上でも同条件での再審査は当然

    •ご相談者の信用に対する問題等ではありません

    ・該当物件でのローン審査は、売主様そしてご自身が安心して契約を進めていただくための入場券のようなものです。


    【まとめ】

    「何を一番優先したいか」によって、ベストな動き方が変わります。

    何をさておき絶対に物件の購入を抑えるか、担当の安心感を取るか(最悪その物件が買えなくても)、じっくりご判断されると良いかと思います!

    一生のことなので、私個人の意見としては、物件はもちろん、担当様や売主様はじめ、関わる全ての方と、気持ちよく安心して進めていきたいものです!


    ご参考となれば幸いです。

  • 私が回答します

    森 健美

    株式会社TERASS

    • 40代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2025/06/06

    ご相談者様

    ①今回の物件を絶対購入したい
    ②もし買うことができなければ他の物件でも良い

    ご相談者様がどうしたいかによって対応が異なります。
    業界としては良くない風習もありますので、出来る限り分かりやすくご説明させていただきます。

    ①を優先したい場合
    ・専任物件の場合、自社両手で決めたい!
    他社の申込み・内見を嫌がるケースが多々あります。
    〇案内希望を出しても理由をつけて案内させない
    〇申込みを入れてもローン承認が出るまでは受け付けない
    〇売主様に伝える際に(伝えてくれる場合のみですが)、自社のお客様が有利であると誇張する

    など、専任業者の裁量でうまく調整されることが多いです。

    また、

    〇価格交渉の幅を知っている

    ので、金額交渉がしやすいというメリットがあります。

    物件の購入を優先させたい場合は、現状のまま進めていただくのが最も確率は高くなります。

    ①を優先させた場合のリスク
    担当者の方の状況からしますと、
    ・契約条件などが売主様側有利
    ・引渡し後のトラブルにおいて、売主様側に立つことが多くなる
    ・気分的に嫌なまま色々な手続きをすすめることになる
    など、心理的・経済的負担が生じる可能性が高いと思われます。

    以前同じように担当者の方の対応を巡るご相談を新築の戸建案件で受けたことがございます。

    ・現地確認
    ・役所調査
    ・契約を進めた場合のリスク
    ・現状での建物、外構等の是正すべき点(施行管理・職人目線)
    ・近隣の住宅で注意が必要な家や施設の有無

    などをご相談の翌日にすべて完了させ、買主様のご意向をお伺いしましたが、最終的には物件を優先したいという結論になったこともあります。
    本来であれば仲介会社が事前に確認してお客様に説明すべきではあるのですが。。。
    当方は完全にボランティアになってしまいますが、そのお客様からあの時はありがとうなどとご紹介をいただくこともありますので、どのような結論が出たとしてもお客様との信頼関係を築くことができています。

    売主様側からしてもせっかく購入を具体的に検討していただけるお客様がいらっしゃるのに担当者がそのような対応であれば信用を無くしてしまいかねません。
    絶対に上記すべてが該当するという訳ではありませんが、業界の慣例や風習として未だに存在しますので何よりも物件を優先したいという場合は専任業者に当たるのが最も最善です。

    ②の選択肢もありの場合
    ■リスクが低い
    ・支店に連絡し、上席に対して波風を立てないよう担当者の変更をお願いする
    (この場合、売主様側の担当者は変更せず、買主様側のみ別の営業担当をつけ、2名体制にすること多い。)
    ■リスクが高い
    ・別の不動産会社を経由して住宅ローン審査を通し、購入申込書を送付する
    (再度の内覧で正直に話すか、別の手法をとるのかは担当者次第)
    ※現地を見ずに契約だけ進めようとする業者は注意が必要(単なる抜き行為と思われる)

    上記の方法が考えられます。

    ②を選択した場合のデメリット
    ・金額交渉が難しくなる
    (自社のお客様をそれよりも高い金額で申込書を入れるよう誘導する)
    ・購入申込書を入れても契約日をなかなかセットしてくれない
    ・優先順位が下がってしまう

    などがございます。
    いずれにしても会社の方針や、担当者の考え方にもよって異なりますが、残念ながら大手でも未だにそういった体質がありますので何を優先したいかによって対応をお考えいただくのが良いかと思います。

    〇住宅ローンに関して
    他の物件で審査済みとのことですが、なぜ自社経由でローン承認を取得をお願いしたかに関しては、

    ■物件ごとに金融機関の担保評価が異なる
    ■あくまでも自己申告で、実際にどのように審査されたか不明確
    ■住宅ローン特約に記載できない(物件が異なる)

    ことが主な理由となります。
    これはあくまでも安全な取引と売主様側の保護が目的です。

    審査した物件が違う場合は

    ■個人としての審査(評価)は問題なし

    住宅ローンを組める属性であることを証明できる資料に過ぎないので、自社を経由しての審査をお願いしたのだと思われます。

    極端な説明をしますと、

    「3,000万の新車ベンツを買いたいです。」
    「やっぱり3,000万の中古フェラーリを買います。」

    と同じです。万が一ローンが払えなくなった場合には、金融機関はその担保がとれるのかどうかを個別に判断しています。型式や走行距離、修復歴の有無などもお金を貸す側からとってはとても重要なことなので、ご相談者様が信用できないなどそういった理由で再度の審査をお願いしている訳ではないことがご理解いただけると思います。

    良いお取引になると良いですね。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/06

    ご相談者様

    初めまして不動産売却サポート関西の本田と申します。

    住宅ローンの審査や物件案内をしてもらったからと言って、不満に思っておられる業者から購入する義務は有りません。また業者も権利を主張する事も出来ません。
    不信感が払拭出来ないのであれば遠慮する事は無く、別の業者を通じて購入する方が良いと思います。
    今の業者だと購入したら終わりで後々、何か有った時に誠実な対応をするように思えません。

    一助になれば幸いです。

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