不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/15

    ご相談を拝見しました。

    検討されている物件の売主は媒介業者でしょうか?

    単なる媒介であれば価格交渉の決定権は業者にはありません。値引きや条件交渉などが購入検討者から寄せられれば、内容の如何にかかわらず、媒介業者は売主に速やかに報告して判断を仰ぐ必要があるのです。

    したがって、「今決めれば価格交渉できる」なんて言葉は煽り文句にしか過ぎません。希望が通るかは売主次第ですが、条件交渉自体はいつでも可能です。不動産は高額な買物です。じっくりと検討して判断されることをお勧めします。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/14

    ご相談、拝見致しました。

    営業担当者から「今決めてくれたら価格交渉できます」と言われると、お得に感じて気持ちが揺らぐのは自然なことです。

    しかし、このような言葉に全幅の信頼を置いて即決するのは危険です。

    一方で、適切に情報を集め、判断の軸を持ったうえで対応すれば、好条件での購入に近づく機会でもあります。


    【取るべき行動と判断軸】

    1. 価格の妥当性をデータで確認する
    同じエリア・築年数・広さ・土地面積などを基に、過去の成約事例や相場と比較。
    信頼できる不動産ポータルやレインズの情報(営業担当者経由)をもとに確認。

    2. 「その場だけの特別な値引き」か、冷静に検討する
    よく使われる営業トークである可能性も。
    他の顧客が検討している事実があれば、レインズの取引状況ステータスや、他担当者経由でも確認できることがあります。

    3. “ご家族の意向”は後回しにしない
    二世帯住宅は特に、将来の生活に直結します。
    親御さんのご希望や将来の介護、生活動線など、最低限の話し合いは不可欠です。

    4. 今の自分たちにとって“買う価値がある家か”を見極める
    立地、建物の状態、近隣環境、将来の資産価値などを多角的にチェック。
    「安く買える」だけでなく、「長く満足して住める家か」を軸にすることが大切です。

    5. 即決は避けつつ、意思を見せる交渉姿勢も有効
    「非常に前向きに検討しています。ただし家族とあと1日だけ相談したい」
    「明日中に意思決定できるよう、条件を再提示してもらえませんか」など、

    誠実な姿勢を見せれば、相手も柔軟な対応をすることがあります。



    値引きという言葉に反応しすぎず、しかし「チャンスを逃さない」姿勢も忘れないことが大切です。

    信頼すべきは、営業トークよりも客観的な情報とご自身の判断基準です。

    データと家族の意向をふまえ、冷静な意思決定を行いましょう。

    ご参考となれば幸いです。

以下の記事もよく読まれています

無料で不動産の相談をする