不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/20

    ご相談拝見致しました。

    これまでのご経緯について確認の上、可能な範囲で、1つずつ対応していくのが良いかと思います。

    【ご状況の整理】
    ・築24年マンションで大規模修繕の予定が前倒し
    ・修繕積立金が大幅に増額
    ・住民説明会は形だけで十分な議論がなかった

    【確認すべきこと】

    ① 総会の決議が適正か
    ・修繕積立金の変更には総会決議が必要
    ・議事録を確認(出席者数 賛成多数の有無など)

    ② 修繕の根拠や内容
    ・劣化診断などによる工事の必要性
    ・工事内容や金額が妥当か
    ・工事業者やコンサルの選定が公正か

    ③ 閲覧請求が可能
    ・区分所有法により計画書や見積書などの閲覧が可能

    【対応方法】
    ① 管理組合に説明を求める
    ・文書で質問や説明要望を提出する

    ② 意見書を出す
    ・納得できない点を意見書として理事会に提出

    ③ 他の住民と連携する
    ・5分の1以上の賛同があれば臨時総会を請求できる

    ④ 最終手段としての法的対応

    ・決議に重大な問題がある場合は裁判で無効を訴えることも(弁護士相談が必要)


    【まずやること】
    ・直近3年分等の議事録と修繕資料を確認する
    ・文書で説明を求める
    ・他の住民と協力する

    【今後のマンション管理のために便利な知識】

    ・通常の議案(管理費の使途など)
    区分所有者および議決権の過半数

    ・修繕積立金の増額
    区分所有者および議決権の過半数

    ・大規模修繕工事の実施
    区分所有者および議決権の4分の3以上または議決権の過半数

    ・管理規約の変更(ルール変更)
    区分所有者および議決権の4分の3以上


    ご参考となれば幸いです。

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