不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/07/06

    ご相談拝見致しました。

    今後、ご自身の生活を見直し、別のお住まいを持ちたいということですね。

    ただ一方で、「パートで年収280万円、400万円の住宅を単独ローン購入」という条件だと、正直に申し上げて住宅ローン審査はハードルが高いのが現実です。

    全く道がないわけではありません。以下の点をご確認・ご検討ください。


    【難しい理由】
    1. パート収入は「安定性」が弱いと見なされる
     → 金融機関は「継続して返済できるか」を重視するため、パートや非正規雇用だと審査上は不利になりがちです。

    2. 借入額が少ない=金融機関のメリットも少ない
     → 400万円ほどのローンだと、銀行側の利益も小さく、事務コストの観点で融資に消極的なこともあります。


    【検討できる選択肢】

    ・フラット35(特に「フラット35パートナー」など)【様々な要件あり】
     → 勤続年数・雇用形態に柔軟な面もあり、年収に対して返済負担率が適正であれば通る可能性もあります。

    ・地方銀行・信用金庫の住宅ローン or 無担保ローン
     → 金融機関によっては、勤務実績・勤続年数・貯金などを考慮して、相談ベースで柔軟に対応してくれるところもあります。

    ・親族からの贈与や一部援助+自己資金
     → ローンに頼らず、現金比率を高めることで購入実現に近づけることも。


    【まずやってみてほしいアクション】

    1. 勤務先で「パート→準社員・契約社員」への切り替え可能性を確認
     → 雇用形態が変わるだけで、金融機関の評価が変わることもあります。

    2. フラット35を扱う金融機関に事前相談
     → 審査に出す前に、「この条件で可能性ありますか?」と匿名で聞いてみると、方向性が見えやすくなります。

    3. 購入希望エリアの物件情報と、初期費用の見積もりを集める
     → 自己資金をいくら準備すべきか、明確に見えてきます。

    「年収が低いから無理」と思い込まず、一歩ずつ、可能性を探っていただけたらと思います。

    もし将来的に「別居から離婚」も視野にある場合は、財産分与や住宅ローンの整理のことも含めて、早めに情報を持っておくことが安心に繋がります。

    住宅取得やお住み替えは、日々通り過ぎるご自身のお気持ちの整理にもつながることも多いものだと感じます。

    不安なことがあれば、お気軽にご相談くださいね。

    ご参考となれば幸いです。

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