不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/10

    率直に言うと、突っぱねるのは全く問題ありません。

    不動産はご自身の資産です。最終判断はあくまで売主様ですし、不動産会社に価格を決める権限はありません。

    ただし、その判断をする前に一度だけ整理してほしいポイントがあります。

    まず、売り出して3か月というのは一つの節目です。
    一般的には、
    ・最初の2週間〜1ヶ月で反響の“質”が見える
    ・2〜3ヶ月で「価格と市場のズレ」がはっきりする
    この時点で決まっていない場合、何かしらのズレがある可能性は高いです。

    ここで大事なのは、「値下げするか・しないか」ではなく、“なぜ決まっていないのか”の中身です。

    チェックすべきは大きく3つです。

    ① 最初の査定額は妥当だったのか?
    →相場より高く出しすぎていないか
    →比較物件とズレていないか

    ② 値下げの根拠は明確か?
    →「動かないから下げましょう」では弱い
    →反響数・内見数・競合状況など、数字で説明されているか

    ③ 販促活動はやり切っているか?
    →ポータル掲載の見せ方(写真・コメント)
    →他社への情報拡散(レインズ登録後の動き)
    →囲い込みの有無

    この3つが揃って初めて、“値下げの判断”が正当化されます。

    逆に言うと、
    ・査定がズレているなら → どこがやっても売れません
    ・販促が弱いなら → 価格の問題ではありません

    ここを分けて考えることが重要です。

    ご主人の「不動産会社を変えればいけるのでは」という感覚も一理あります。
    ただしこれは、“価格が合っているのに売れていない場合”に限ります。

    価格が市場とズレている状態で会社だけ変えても、結果は大きく変わらないケースが多いです。

    一方で、価格は合っているのに売れていない=販促や担当者の動きの問題

    この場合は、会社や担当を変えることで結果が変わる可能性は十分あります。

    少し現場の感覚をお伝えすると、同じ物件でも「どう見せるか」「どこまで本気で動くか」で反応は変わります。

    ・写真の撮り方一つ
    ・コメントの作り込み
    ・他社への紹介の仕方

    ここで“同じ物件とは思えない差”が出ることも珍しくありません。

    最後に結論です。

    突っぱねるかどうかの前に、「価格」と「販促」のどちらに原因があるかを切り分けてください。

    ・価格が原因 → 納得できるラインで調整
    ・販促が原因 → 会社や担当の見直しも選択肢

    この順番で考えると、ご夫婦の意見も整理しやすくなります。

    もし、
    ・査定の根拠が曖昧
    ・値下げ理由が感覚的
    ・販促内容に不安がある

    このどれかに当てはまるようであれば、一度セカンドオピニオンを取る価値はあります。

    同じ「値下げ」でも、理由が腹落ちしているかどうかで納得感は全く変わります。

    売却は“価格を下げるかどうか”ではなく、“どうすれば適正価格でしっかり売り切れるか”の設計です。

    その視点で見直すと、次に打つべき手は自然と見えてきます。

  • 私が回答します

    福島

    関計株式会社

    • 40代
    • 大阪府
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/10

    ご相談内容拝見いたしました。

    結論から申し上げますと、不動産会社の提案通り、値下げを検討されることをお勧めします。
    ご自身の「不動産会社を変えればまだいける」というお考えについては、残念ながら会社を変更しても効果は薄い可能性が高いと言わざるを得ません。

    〇理由は主に以下の3点です。
    1.物件情報は既に広く共有されている
    物件情報は「レインズ(指定流通機構)」というネットワークを通じて全国の不動産会社で共有されています。そのため、不動産会社を変えたからといって、急に新しい購入希望者の目に触れるようになるわけではありません。

    2.ネット社会における購入希望者の目は厳しい
    今はインターネットで誰でも簡単に周辺相場や物件のデータを調べられる時代です。そのため、売り出しから3か月経っても残っている物件に対し、お探しの方々は「相場に対して少し割高なのではないか」と冷静に判断している可能性が非常に高いです。

    3.長引くほど「売れ残り感」が出る
    これ以上期間が延びると「長く売れ残っている=何か問題があるのでは?」とさらに敬遠され、結果的に当初の想定よりも大幅な値下げが必要になるリスクがあります。

    〇今後のアドバイス
    手残りが減るのは心苦しいかと思いますが、まずは不動産会社に「なぜその値下げ幅なのか」「周辺の似た物件はいくらで売買されているか」という客観的なデータ(根拠)を見せてもらってください。

    奥様ともそのデータを共有し、ネット上の厳しい目を持つ購入希望者に選ばれる「現実的な相場」と、「どうしても確保したい手残り金額」の折り合いをどこでつけるか、ご夫婦で冷静に話し合われることをお勧めします。

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/11

    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。


    「手残りを守りたい」という旦那様と、「プロの意見を聞くべき」という奥様。
    お二人の意見が食い違うのは、それだけお住まいに愛着があり、かつ将来の資金計画を真剣に考えていらっしゃるからこそです。3ヶ月という期間は、ちょうど今後の戦略を立て直す大きな節目でもあります。


    結論から申し上げますと、
    納得できないまま値下げを「突っぱねる」ことは全く問題ありません。
    ただし、ただ待つのではなく「今の会社で戦略を変える」か「会社を変える」かの判断材料を揃える必要があります。


    【ポイントは2つです】
    1. 「会社を変えればいける」の判断基準
    今の不動産会社が「なぜ売れないか」を論理的に説明できていますか?
    チェック: 3ヶ月間の「内見数」と「断り理由」を分析してください。内見が月2〜3件以上あるのに決まらないなら「見せ方や印象」の問題、内見自体が極端に少ないなら「露出不足」か「価格設定」の問題です。
    囲い込みの懸念: もし他社からの紹介を断っているような気配があれば、会社を変えることで状況が劇的に改善する可能性は十分にあります。
    (業界として非常に残念ですがたまに遭遇します)

    2. 奥様との話し合いのコツ
    「いくら手元に残したいか」という数字の議論に「いつまでに売りたいか」という時間の軸を加えてみてください。
    提案: 「あと1ヶ月だけ、不動産会社を変えるか今の会社で写真や広告を入れ替えて勝負させてほしい。それで反応が変わらなければ値下げも検討しよう」と、期間限定のチャレンジを提案してみルのはいかがでしょうか。


    【まとめ】
    「値下げ」はいつでもできる最後のカードです。まずは「今の価格で売るための努力をやり切ったか」を、ご夫婦で再確認してみるのが良いかもしれません。
    ここがとても大事なポイントです。


    納得のいく価格で大切な資産がお譲りできますよう、応援しております!
    ご相談者様の参考になりますと幸いです。

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住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

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