不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/28

    ご友人の考え方、最近はよく聞きますし、成り立つケースもあります。
    ただ、先にお伝えしておくとその発想を前提にして購入判断をするのは、少し順番が違います。

    ■「売って返せばいい」という考え方について

    これは間違いではないです。
    実際に、

    購入時より高く売れる
    残債を消してプラスが出る

    こういうケースもここ数年は多くありました。

    ただ、ここで大事なのはそれは結果であって、前提にするものではないという点です。

    不動産の価格は、

    金利
    景気
    需給バランス

    で動きます。
    今はすでに一部エリアでは調整が入り始めているのも事実です。

    つまり、売却益が出るかどうかは、ある意味“時の運”
    ここは冷静に見ておいた方がいいです。

    ■そもそも「投資」なのか?という話

    今回のご相談の感覚、すごく大事なポイントをついています。

    住宅は基本的に“投資”ではなく“生活の基盤”です。

    投資のように上がるか下がるか利益が出るかで判断するものではなく、長く安心して住み続けられるかここが軸になります。

    ■40年ローンについて

    40年ローン自体は今では珍しくありませんし、選択肢としてはアリです。

    ただし考え方としては、「長く借りる=楽になる」ではなく「長く借りる=リスクを長く背負う」です。

    さらに、買い替えを前提にする
    → ローンはなかなか減らない
    → 年齢は上がる
    → 次の借入条件は厳しくなる

    この流れも現実としてあります。

    ■現実的な考え方(ここが一番大事)

    シンプルに言うと、“ずっと住む前提で買って、結果として売りやすい物件を選ぶ”これが一番バランスがいいです。

    具体的には、

    立地(駅距離・エリア)
    間取り(極端すぎない)
    価格帯(無理しない)

    このあたりを押さえておけば、住み続けても問題ない万が一売るときも困らないという状態が作れます。

    ■ご相談者様の状況での考え方

    年収650万+300万の世帯であれば、住宅購入自体は十分現実的です。

    ただし大事なのは、「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」ここを基準にすることです。

    ■最後に

    ご友人のようなスタンスがハマる人もいますが、それはあくまで

    タイミング
    物件選び
    収入余力

    が揃っていた結果です。

    ご相談者様の感覚の方が、どちらかというと堅実で現実的です。

    住まいは“当てにいくもの”ではなく、“外しても困らない設計”にしておくもの

    この考え方で進めた方が、長い目で見て安心して生活できます。

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所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
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現在この物件に住んでいます。

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