不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/22

    再開発の話が出ると、どうしても「今売るのは損なのでは?」という気持ちは出やすいです。

    実際、再開発によって周辺相場が上がるケースもありますし、不動産会社が「数年後の方が良いかもしれません」と言うのも、完全に間違いとは言えません。

    ただ、ここで大事なのは、“不動産の未来価格”を考える前に、「何のためにその不動産をどうしたいのか」を整理することだと思います。

    不動産は、今の価値が現実です。

    未来は、
    ・上がるかもしれない
    ・変わらないかもしれない
    ・逆に下がるかもしれない

    正直、誰にも断定はできません。

    特に再開発は、
    ・計画変更
    ・工期遅延
    ・景気変動
    ・金利動向

    など、色々な要素にも影響されます。

    なので、「待てば必ず上がる」という考え方は、少し危険でもあります。

    逆に、待つということは、

    ・空き家管理
    ・固定資産税
    ・修繕リスク
    ・草木管理
    ・防犯面
    ・相続人間の温度差

    こういった負担やリスクも、一緒に持ち続けることになります。

    特に今回は、お母様の施設費用という、現実的な支出もありますよね。

    だからこそ、単純に「高く売れるか」だけで考えるより、

    ・今現金化する意味
    ・今後必要になる資金
    ・管理負担
    ・ご家族の考え
    ・相続整理

    ここを含めて、全体で考えることが大切だと思います。

    妹様が「早く売りたい」と考えるのも、かなり自然です。

    空き家は、持っているだけでも、想像以上に気持ちと手間を使います。

    一方で、ご相談者様の「もう少し待つ価値があるなら」という感覚も、すごく理解できます。

    だから今回、基準にした方が良いのは、“未来予想”より、「今のご家族にとって、どちらが生活設計として無理がないか」だと思います。

    例えば、
    ・施設費用を安定して確保したい
    ・空き家管理負担を減らしたい
    ・相続整理を進めたい

    これを優先するなら、今売却する考え方は、十分合理的です。

    逆に、
    ・資金的余裕がある
    ・管理負担も問題ない
    ・数年保有しても困らない
    のであれば、待つ選択肢もあります。

    ただ、個人的には、不動産は「もっと上がるかもしれない」だけで持ち続けるより、“今の価格で納得できるなら動く”という考え方の方が、結果的に後悔が少ないケースは多い印象です。

    特に相続不動産は、価格だけではなく、「ご家族の整理」も大きく関わります。

    なので今回は、「いくらまで上がるか」ではなく、“今売ることで生活や気持ちがどう整理できるか”
    を軸に考えてみると、判断しやすくなると思います。

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