不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/06/20

    まず結論から言うと、
    今の状況で一番優先して確認すべきなのは「旧居がなぜ売れていないのか」です。

    半年経って内覧は入っているのに申込みが入らないということは、
    広告が見られていないわけではありませんし、
    物件そのものに全く魅力がないわけでもありません。

    一般的には、
    ○価格が市場と少しズレている
    ○他の競合物件と比較して選ばれない理由がある
    ○内覧時に購入をためらう要素がある
    このいずれかであることが多いです。

    まずは担当者に、「この半年で成約した競合物件と比較して何が違うのか」
    を具体的に確認してみてください。

    単純に価格の問題なのか、それとも別の要因なのかで打つべき手が変わります。

    次にブリッジローンですが、これは簡単に言えば、
    「旧居が売れる前提で、一時的に資金を借りるローン」です。

    住み替えの際によく利用されますが、
    ○金利が通常の住宅ローンより高い
    ○期限内に売却できなければ負担が増える
    ○審査も必要
    という特徴があります。

    そのため、「売れるまで待てばいい」というものではなく、
    売却の見通しとセットで考える必要があります。

    また、価格をどれくらい下げるべきかというご質問ですが、
    残念ながらこれは一律に答えが出るものではありません。

    例えば100万円下げても反応が変わるケースもありますし、
    300万円下げても変わらないケースもあります。

    大切なのは、「いくら下げるか」ではなく、「どの価格帯に入れば比較対象が変わるのか」です。

    例えば5,000万円の物件が4,980万円になっても買主の見え方はほとんど変わりません。

    一方で4,980万円から4,780万円になると、
    検索条件や比較対象が変わり反響が増えることもあります。

    そのため、価格改定は感覚ではなく、
    周辺の成約事例や競合物件との比較をもとに判断するべきです。

    現時点では、
    ①担当者から売れない理由を具体的に聞く
    ②競合物件との比較資料を出してもらう
    ③価格改定の効果を数字で説明してもらう
    ④必要ならブリッジローンや住み替えローンの利用可否を金融機関へ確認する
    この順番で整理するのが良いと思います。

    焦って大幅値下げをする前に、
    まず「なぜ半年売れていないのか」を客観的に分析することが先です。
    内覧が入っている以上、まったく売れない物件とは状況が違いますので、
    原因を特定してから次の一手を考える方が結果的に良い判断につながると思います。

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