不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/08/27

    内見を重ねるほど決められなくなる、というのは珍しいことではありません。
    むしろ、
    たくさん見たからこそ「こっちにはこれがあるけど、あっちにはこれがない」と比較し始めて、
    決め手が分からなくなる方は結構います。

    私なら、いったん「物件ごとの比較」をやめます。

    家探しで大事なのは、物件を見てから優先順位を決めることではなく、
    物件を見る前に、自分たちにとって譲ってはいけない条件を決めておくことだと思います。

    例えば、
    「子どもの通学を考えて、このエリアからは離れない」
    「毎月の支払いはこの金額を超えない」
    「家族4人で暮らせる広さは必要」
    「駅まで徒歩○分以内」
    など、生活するうえで後から変えにくいものを「6割」として決めます。

    逆に、
    「できれば南向きがいい」
    「収納がもう少し欲しい」
    「内装がきれいな方がいい」
    「もう少し眺望が良ければ」
    といった、あれば嬉しい条件は「4割」です。

    この6割と4割を混ぜないことが結構大事です。

    100点満点の物件を探し始めると、いつまで経っても決まりません。
    「譲ってはいけない6割を満たしているか。
    そのうえで4割の部分がどれだけ嬉しいか」という順番で見た方が、かなり判断しやすくなります。

    そして、6割に入れる条件は、できればご夫婦で先に決めておいた方がいいです。

    例えば、ご主人は「駅距離」を重要視していて、
    奥様は「子どもの学校や周辺環境」を重要視しているなら、
    物件を見る前にそこを話し合っておく。
    そうしないと、内見した物件の良し悪しに引っ張られて、毎回基準が変わってしまいます。

    私自身、購入のお手伝いをしていて思うのは、
    良い物件を探すことより、
    自分たちにとって良い物件の基準を作ることの方が難しいということです。

    今回のように「見れば見るほど分からなくなった」という状態なら、
    物件を追加で10件見るより、一度立ち止まって、
    「絶対に譲らない6割」
    「妥協できる4割」
    を紙に書き出してみることをおすすめします。

    その6割を満たす物件が見つかったときに、
    4割の部分で多少の不満があっても「これは買っていい物件なのか」を考える。

    家は、条件の数を増やして選ぶものというより、何を譲らないかを決めて選ぶものだと思います。

    そして、どうしても6割を満たす物件が予算内にないのであれば、「もっと探す」だけではなく、
    条件・エリア・予算のどれを見直すのかを考える段階です。

    焦って決める必要はありませんが、内見を続けるだけで答えが出るとも限りません。
    今は一度、
    物件探しより「家族にとって何が大事なのか」を整理するタイミングなのだと思います。

以下の記事もよく読まれています

相談先を選択してください

個人情報保護方針に同意の上、送信ください。

相談テンプレート

住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

無料で不動産の相談をする