不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/03

    この状態で無理に進めるのは、正直おすすめしません。
    理由はシンプルで、今の迷いは「気のせい」ではなく、ちゃんとした根拠のある違和感だからです。

    今回の話、表面的には
    ・駅徒歩7分
    ・3LDK
    ・世帯年収950万円
    ・月18万円
    一見「いけそう」に見えます。
    だからこそご主人は前向きなんだと思います。

    でも、ここで一つ冷静に見てほしいのはその“条件がいい”って、誰にとっての条件ですか?
    ・世間的に見ていい条件
    ・営業が言う「いい物件」
    ではなく、ご夫婦にとって本当に無理のない条件かどうかここがズレていると、後で必ずしんどくなります。

    そしてもう一つ。

    ご主人の「なんとかなる」は、気持ちとしてはすごく分かります。

    ただ、住宅ローンにおいては「なんとかなる」には必ず根拠が必要です。
    ・どちらかの収入が落ちたら?
    ・お子さんができて支出が増えたら?
    ・想定外の出費が重なったら?

    ここに具体的な答えがない状態での「なんとかなる」は、正直かなり危険な判断です。

    あと、これは少し現実的な話をします。

    不動産って、買う前が一番夢が膨らみます。
    間取りも、設備も、立地も、全部よく見える。

    でも実際は住んで3ヶ月もすれば、それが“当たり前”になります。
    良くも悪くも慣れます。

    そのときに残るのは何かというと毎月の支払いと生活の余裕だけです。
    ・外食を我慢する
    ・旅行を減らす
    ・教育費に不安を感じる
    こういう状態で手に入れた家が、本当に「いい選択だった」と言えるかどうか。

    不動産の仕事をしていて思うのは、少し余裕がある人の方が、結果的に満足度が高いということです。
    ・気持ちに余裕がある
    ・お金の使い方に選択肢がある
    ・家族の時間を楽しめる
    この差は、想像以上に大きいです。

    今回の一番のポイントはここです。
    ご夫婦で同じ方向を向けていない状態で契約に進もうとしていること
    これは金額以上にリスクです。

    どちらかが我慢して進めた家は、後で必ずどこかに歪みが出ます。

    考えすぎではありません。
    むしろ、ちゃんと考えられている状態です。

    一度、「買うかどうか」ではなくどんな生活をしたいかどのくらいの余裕を持ちたいか
    ここを軸に、ご夫婦で話してみてください。

    家はゴールではなく、ただの手段です。

    その先の生活が苦しくなるなら、どんなに条件が良くても、それは“いい買い物”ではないと思います。

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/04/03

    世帯年収950万円で6,280万円の物件購入、月々18万円の支払いは決して楽な数字ではありません。
    「怖さ」を感じるのはあなたが家計を冷静に見ている証拠です。
    その不安を解消し納得して契約に臨むための「攻め」と「守り」の戦略を考えてみました。

    1. 支出を抑える(守りの戦略)
     住宅ローンは一度組むと固定費化しますが、マンション特有の変動リスクがあります。
      ◆「維持費の上昇」を織り込む
       中古マンションの修繕積立金や管理費は、段階的に値上がりするのが一般的です。
       数年後に毎月数万円上がる可能性を見越し、現在の18万円が「20万円」になっても家計が回るか試算してみましょう。
       差額分を今から積み立てる習慣が将来の家計を守ります。
      ◆教育費の聖域化を防ぐ
       子どもを考えた際に住居費が重い分、教育費にかける月額の上限を夫婦で合意しておきましょう。
       固定費(住居費+保険+通信費)を徹底的に削り、変動費に余裕を持たせることが肝要です。

    2. 収入を増やす(攻めの戦略)
     ペアローンは「二人の手取り」が維持されることが大前提です。
      ◆「稼ぎ続ける」ための環境作り
       世帯年収を1,100万円〜1,200万円へ引き上げることを二人の共通目標にしましょう。
       育休からの早期復職やキャリアアップのために家事代行や時短家電に投資し、夫婦共に「稼ぐ力」を最大化させる仕組みを作ることを提案いたします。
       転職に有利な資格を早い段階で取得する、時間や場所に関係なく稼ぐ仕組みを見つけることもおすすめいたします。
      ◆予備費の確保
        どちらかの収入が減る期間に備え、住宅ローン1年分(約220万円)を「住宅維持専用」として別途プールしておくことで、精神的な余裕が生まれます。

    3. 「資産価値」を出口戦略にする
     こちらは、もし「なんとかならなかった」時のためのバックアッププランです。
      ◆売却による利益確定
       駅徒歩7分という好条件は資産価値が維持されやすい強みがあります。
       もし万が一、家計が苦しくなった際は「数年以内に売却し、住宅ローン残高を上回る利益を得て住み替える」という出口戦略を持つことを心掛けておきましょう。
      ◆定期的な市場価値の確認
       常に近隣の売却情報や成約事例をチェックし「今売ればいくら手元に残るか」を把握しておくことが、いざという時の安心材料になります。
       「なんとかなる」という言葉を単なる楽観ではなく、こうした「具体的な備えと出口戦略」に置き換えて考えてみましょう。

  • 私が回答します

    福島

    関計株式会社

    • 40代
    • 大阪府
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/06

    ご相談内容拝見いたしました。
    結論から申し上げますと、決して「考えすぎ」ではありません。
    将来を見据えた、極めて冷静で正しい視点です。

    世帯年収950万円で月々18万円の支払いは、現在は問題なくても、産休・育休等であなたの収入が一時的に減った際、家計が一気に苦しくなるリスクがあります。ご主人様の「なんとかなる」は少し楽観的です。

    ご主人様へは「不安だからやめたい」と真っ向から反対するのではなく、**「安心して買いたいから、収入が減った時の不安を数字で解消してほしい」**と伝え、以下の3点を話し合ってみてください。

    1. 具体的な数字でシミュレーションする
    産休・育休中や教育費のピーク時に、毎月の収支はどうなるか。FP(ファイナンシャルプランナー)など第三者に試算してもらうのが一番確実です。

    2. 万が一の時のルールを決める
    本当に「なんとかならなかった」時、貯金を崩すのか、マンションを売却するのか、事前に話し合っておきましょう。

    3. 納得できなければ「止める勇気」を持つ
    お二人が心から納得して買えないなら、今回は見送ることも立派な選択肢です。

    数千万円の借金ですので、勢いだけで決めず、後悔のないようしっかり話し合ってみてください。

    ちなみに、ご夫婦で家計のシミュレーション(ネットのツールを使ったり、FPへ相談したり等)は、すでに何か試されていますか?

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所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
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