不動産のお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/09/10

    黒田ゆう

    東京アセット・パートナーズ株式会社

    • 東京都
    • 女性
    • 不動産会社

    こんにちは。
    まっすぐな回答ではないかもしれませんが、私見を述べさせてください。

    不動産屋の仕事は、物件を探すことだと多くの方が思っていらっしゃるようですが、私は「買いたい」「借りたい」というお客様とお会いしたとき、みなさんに「先ずはご自身で探してください」とお伝えしています。
    なぜならば、「良い物件」とは、人によって違うからです。

    同様に「良いエリア」も、「買うべき場所」も、その人によって異なります。

    もう一つ。
    不動産の価格を購入者サイドから見るときには、兎角「損をしないか」という視点に偏りがちですが、一物六価というほど、不動産価格には絶対がありません。

    特に自宅を購入される場合には、不動産の価格を「使用価値」と「換金価値」に分けて考えることが大切だと思います。
    ご自宅とは、そのご家族が暮らす時間を過ごす場所です。そこで暮らすご家族にとっての使用価値が高く(そこでどれだけ豊かな時間を過ごせるか、ということに、幾らのお金をかけて納得できるか、そのかけても良いと思える金額と販売価格の差に着目して)、妥当な換金価値(これも将来の話ですから絶対ではありませんが)があると思える物件は、買っても良い物件だと思います。

    金額の高い安いも、我々はグロス(総額)と、単価(土地の坪単価、建築の坪単価、など)のバランスで判断します。
    安いものには理由があります。
    その理由が、一般的には忌避されるものであってもご自身たちにとっては気にならないものであれば、お買い得と言えることもあります。
    そして、最終的には売り手とのコミュニケーションによって取引価格が決定する、というのも、不動産の大きな特徴と言えるでしょう。

    ご参考になれば幸いです。

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