不動産住宅ローンのお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/04/15

    品木彰

    不動産専門家

    • 30代
    • 大阪府
    • 男性
    • 専門家

    住宅ローンの審査において、クレジットカードの支払い状況やローンの返済状況などの信用情報は非常に重要な要素です。金融機関は、審査時に「信用情報機関」に照会をして信用情報を確認し、住宅ローンを申し込んだ人の返済能力を慎重に審査しています。

    信用情報をどの程度重視するかは金融機関によって異なりますが、クレジットカードの支払いが1日程度遅れただけでは審査にさほど影響しないのが一般的です。

    しかし、支払いを61日または3か月以上滞納した履歴が信用情報機関に残っていると、どの金融機関で住宅ローンを申し込んでも審査には通過できません。

    また、半年〜1年以内にカードの支払いが数日〜数週間ほど遅れたことがあると、審査に不利となります。

    過去の滞納によりローン審査に通過できるか不安なときは、信用情報機関の1つであるCICに情報の開示請求をすると良いでしょう。

    カードの支払いが61日以上または3か月以上遅れた履歴が残っている場合、CICから取り寄せた資料の「お支払の状況」にある「返済状況」に「異動」と書かれています。カードの支払い状況については、取り寄せた資料の入金状況の欄で確認できます。

    ローン審査に通過しやすくなる方法としては「自己資金を増やす」「借入額を減らす」「他のローンを完済する」などがあります。ただし、金融機関によって資産基準が異なるため、審査を有利にする方法は一概にはいえません。

    住宅ローンを組めるか不安な場合は、ローン審査に精通した不動産会社の担当者やファイナンシャルプランナーに相談すると良いでしょう。

    審査に明るい専門家であれば、世帯の年収や信用情報などの状況をもとに、これまでの実務経験から借り入れができる可能性が高い金融機関の候補を挙げてくれます。また、信用情報に何かしらの問題があるときの対処方法も教えてくれるはずです。

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