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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/06/05

    品木彰

    不動産専門家

    • 30代
    • 大阪府
    • 男性
    • 専門家

    相続人が複数いる場合、マンションの分割方法には、共有や誰か1人が相続する現物分割の他にも、主に2つの方法があります。

    1.換価分割
    換価分割は、マンションを売却して売却代金を相続人で分ける方法です。換価分割であれば、各相続人が公平に財産を受け取ることができます。たしかにマンションは現金化しにくいですが、立地や間取りなどの条件によっては、すぐに買い手が見つかることがあります。

    2.代償分割
    代償分割は、相続人の中の1人がマンションを取得し、他の相続人に代償金を支払う方法です。マンションを取得する相続人が、他の相続人に代償金を支払えるだけの資金を持っているのであれば、代償分割を選ぶのも一案です。

    また、相続人の全員がマンションの売却に賛成しているのであれば、あえて共有名義で相続するのも方法です。

    共有名義でもっとも揉めるのは、不動産を売却するときです。共有者の中で1人でも反対する人がいれば、不動産は売却できません。そのため、不動産を手放したいと考える共有者とのあいだでトラブルが発生してしまうのです。

    しかし、全員がマンションの売却に同意しているのであれば、共有名義で相続をし、納得のできる価格で売却できるまで時間をかけてじっくりと買い手を探すことができます。売却で得られた代金を3等分すれば、相続人同士で争いに発展することはないでしょう。

    このように、不動産の相続にはさまざまな選択肢があります。公平に分割するためには、相続人全員で話し合い、それぞれの事情を考慮しながら、最適な方法を選ぶことが重要です。判断に迷うようであれば、弁護士に相談をすると良いでしょう。

    また、マンションを売却しても問題ないのであれば、売却実績が豊富な不動産会社に相談をしてはいかがでしょうか。

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