不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/07/27

    ご相談を拝見しました。相続した実家、特に家屋が古い場合には大型の仏壇や家具が大量に残されている事例が多く、同様の悩みを抱えている方は多くいらっしゃいます。

    売却する場合、一般的には残置物を全て処分してから引き渡すのが基本です。ですが、遺品整理業者に一括で処分を依頼すれば、数十万円を請求されるケースもあるので頭の痛いところです。

    不動産業者にそのままの状態で買取を依頼するのも一つの方法ですが、足元をみられ、適正価格の7割程度で価格を提示される可能性があります。そのため、時間と手間をかけ、少しずつ自治体のゴミ処分場に持ち込まれている方が多いのです。

    しかし、アンティーク品を取扱うリサイクルショップは、古道具や昭和レトロ品などに意外な値を付け引き取ってくれる可能性があります。

    さらに、古い時代の家具をアンティークとして好まれる方が一定数は存在しているため、引き取りを条件に無償で譲渡する旨を、SNSなどで情報発信するのも効果的です。

    順番としては、アンティーク品を取扱うリサイクルショップへの連絡、SNSを利用した貰い手を探し、最後に残った家具を自治体のゴミ処分場に持ち込まれてはいかがでしょうか。なお、仏壇の処分については菩提寺や仏具店に相談し、“お性根抜き”の供養を済ませたうえで処分するのが一般的ですのでご注意ください。

  • 私が回答します

    福島

    LIXIL不動産ショップ ERA福島

    • 40代
    • 大阪府
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2025/07/26

    ご相談内容拝見いたしました。

    結論から言うと、必ずしもすべて処分してからでないと売れないわけではありません。状況によっては、遺品や仏壇が残ったままでも売却できるケースがあります。


    1. 遺品整理業者に依頼する
    〇メリット
     ・手間がかからない: 専門業者がすべて運び出し、整理してくれるため、ご自身で作業する負担が
      大幅に減ります。
     ・時間短縮: スピーディーに作業が進むため、売却までの期間を短縮できます。
    〇デメリット
     ・費用が高額: 処分する物の量や種類、建物の状況によって費用は大きく変動し、高額になる傾向
      があります。

    2. 不動産会社に相談する(現状有姿での売却)
    〇メリット
     ・処分費用がかからない可能性: 遺品が残ったままでも買い取ってくれる不動産会社や買主が見つ
      かれば、ご自身で処分費用を負担する必要がなくなります。
     ・売却までのスピード: 遺品整理の手間と時間を省けるため、売却までの期間が短くなることがあ
      ります。
    〇デメリット
     ・売却価格が下がる可能性: 遺品が残っていることで、買主がリフォームや片付けの費用を見込む
      ため、売却価格が低くなる傾向があります。
     ・買主が見つかりにくい可能性: 全く片付いていない状態の家は、購入をためらう買主もいます。


    仏壇の処分について
    仏壇は単なる家具ではないため、一般的には**閉眼供養(魂抜き)**をしてから処分するのが適切とされています。

    ★具体的な進め方のアドバイス
    まずは不動産会社に現在の状況(遺品や仏壇が残っていること)を伝えて、現状有姿での売却が可能か、またその場合の査定額がどのくらいになるかを相談してみることをお勧めします。
    不動産会社の中には、リフォーム前提で買い取る業者や、遺品整理業者と提携しているところもあります。

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