不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/02/21

    森本 慎也

    株式会社TERASS

    • 40代
    • 北海道
    • 男性
    • 不動産会社

    【参考になったら「ワッショイ」で応援してね!】※回答右下


    9名近くが相続者となりますと、なかなか進まないですよね。
    ましてや音信不通の方が3名もいますと、ますます難しいかもしれません。


    以下の手順で進めてみてはいかがでしょうか?


    1. まずは名義人の状況を整理する

    売却を進める前に「誰がどのくらいの持分を持っているのか」を明確に整理しましょう。
    名義人9人の持分を確認(法務局で登記簿謄本を取得)


    2. 連絡が取れる名義人と、取れない名義人を整理しましょう。

    共有名義人の 住所(住民票や戸籍附票で確認可能)連絡先など


    3. 音信不通の共有者への対応

    音信不通の共有者(3人)と連絡が取れないと、残念ながら売却は進みません。
    以下の方法で所在を確認するのが第一歩です。

    住民票・戸籍の附票を取得(司法書士に依頼するのが楽です)
    共有者の最後の住所が分かれば、住民票の除票や戸籍附票を取得し、現住所を特定できます。
    法務局や役所で取得可能(ただし、請求できるのは利害関係者=相続人など)。

    行方不明の場合、家庭裁判所で「不在者財産管理人」を選任
    住民票をたどっても所在が不明なら、家庭裁判所に申し立てを行い「不在者財産管理人」を選任する ことができます。不在者財産管理人を通じて、持分の売却を進めることが可能になります。


    4. 不動産の売却に向けた具体的な手順

    ① 共有者の持分を整理し、売却の方向性を決める
    ② 音信不通の共有者を調査し、所在が不明なら「不在者財産管理人」を選任
    ③ 弁護士に相談し、適切な手続きを進める

    5. どの専門家に相談すべき?

    不動産会社・管理会社(売却の手続き・買取交渉)
    司法書士(相続登記・持分整理の手続き)
    弁護士(不在者財産管理人の申立て・共有物分割請求)


    まずは権利関係の整理整頓からですね!


    \素敵な1日になりますように!/


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