不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/03/30

    不動産業界変え太郎

    https://note.com/re_kaetaro

    • 40代
    • 愛知県
    • 不動産会社

    お気持ちすごく分かります。子供たちが「自分の部屋がほしい」と言い出すと、確かに今の3LDKでは手狭に感じますよね。理想の4LDK戸建てへの住み替えを考える一方で、住宅価格の高騰やローンの残債、売却のタイミングに不安があるのも当然です。一時的に賃貸に切り替えるアイデアも柔軟性があって魅力的ですが、「後悔しないか」という迷いがある中での決断は難しいですよね。

    私なりに考えてみたんですが、一つの方法として「売却と購入をうまく組み合わせつつ、状況に応じて賃貸を活用する」プランはどうでしょうか。具体的にはこんな感じです。

    まず、今のマンションを「高めに売り出す」ことから始めてみてください。住宅ローンの残債と売却諸費用(売却価格の6〜8%くらい)を確認して、ローンを完済した上で手元に現金が残る目標額を設定します。例えば、残債2,000万円+諸費用150万円なら、最低2,150万円。さらに余裕を持たせるなら2,300万円とか、少し高めの売価に設定するんです。そして、「時間をかけてでも高く売る」ことを優先して、すぐには値下げしない方針で進める。

    次に、売却の目処がついたタイミングで、理想の4LDK戸建てを本格的に探し始めます。家族で条件(エリア、予算、校区など)を事前に整理しておいて、不動産サイトで候補をチェックしておくとスムーズです。もし売却が決まったのに購入物件が見つからない場合、いったん賃貸に移ってじっくり探す、という「プランB」を用意しておく。これなら、高く売れた資金を活かしながら、次のステップに柔軟に動けます。

    この方法の良いところは、まず資金を最大化できる点です。高く売れれば、次の購入の選択肢が広がりますし、手元に残る現金で賃貸期間の家賃をカバーしたり、将来の頭金にしたりもできます。また、賃貸を予備プランにすることで、「売れなかったらどうしよう」「買う家がすぐ見つからなかったら」という不安も軽減できます。ただ、高めに設定すると売れるまで時間がかかるかもしれないので、その間は今の住まいで子供たちに我慢してもらう必要があるかもしれませんね。

    最初の一歩としては、地元の信頼できる不動産業者に連絡して、「高く売る方針」で査定や戦略を相談してみるのがおすすめです。同時に、賃貸相場や戸建ての物件情報を軽く調べておくと、全体のイメージがつかみやすいと思います。家族で「部屋数の優先度」と「家賃への抵抗感」を話し合って、どこまで妥協できるか整理するのも大事かも。

    売却と購入を同時進行させるのはタイミング調整が難しいですが、このプランなら「高く売る」ことを軸にしつつ、無理なく進められるはず。焦らずに、でも着実に動いてみてください。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/03/27

    森 健美

    株式会社TERASS

    • 40代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社

    ご相談拝見させていただきました。

    部屋数に関しては子育て中の一時的な問題であることが大半なので、間取り次第にはなりますがリフォームで「間仕切り壁・簡易ドア」などを設置して部屋数を増やすことも選択肢として良いのではないかと。

    ただ、まずは一番ご不安な点である「資金計画」を”具体的な金額を出して明確にする”のが良いかと思います。
    現在お住まいのエリアにおいて高騰しているのであれば、お住まいのマンション価値もそれと比例してあがっている可能性が高いです。

    ❶売却にかかる費用を計算して、手残りがいくら残るのか明確にする
    ・売却価格
    ・仲介手数料
    ・抵当権抹消費用
    ・印紙代
    ・繰り上げ返済手数料
    ※売却価格は不動産業者による買取り金額で計算をお勧めします。
    (一般の方向けに売却が成功すればプラス)

    ❷新たな購入先の予算を❶を考慮して算出

    その結果(具体的な金額)から方向性を決めるのが良いのではないでしょうか。

    ・資金計画の見直し
    ・周辺家賃相場(住みたい大きさの間取り)

    持ち家を売却して、返済以上の家賃を払ったり、築年数が古い家に住み替えると少し損をしたような気持ちになるかもしれません。
    おっしゃるとおり賃貸に住み替えて次の家をじっくり探すのも方法ですが、住み替えてすぐに購入希望先を見つけた場合など、引っ越し費用などの出費がもったいなかったというケースも想定されます。
    迷ったまま出した答えで進めた場合、ちょっとしたことで後悔したり、あの時こうしていればなどと考えてしまうので発生する可能性のあるリスクなどを事前に理解した上で進めた方が後悔する確率を減らすことができます。

    ・リフォームでの対応が可能か
    ・売却資金計画
    ・購入資金計画と住宅ローン借入額の上限
    ・希望の広さ、設備等を考慮し、周辺家賃相場を把握
    ・賃貸に住み替えた場合に後悔しそうなことを列挙する

    ご自身のお気持ちを整理するために必要なことから始めてはいかがでしょうか。
    お子様のためにお住み替えを検討されていることはとてもステキだと思います!

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