不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/05/19

    離婚を控えた中での不動産の扱い、非常に悩ましいご状況かと思います。
    要点を整理しつつ、今後の選択肢をお伝えします。

    ◆ ご状況の整理
    3年前にご夫婦でペアローンを組み、マンションを購入
    所有権とローン返済の負担は50:50
    離婚協議中で、相談者様は住み続ける意向なし
    不動産価値は上昇傾向、売却には好機
    ご主人は売却に消極的

    ◆ 今後考えるべきポイント
    ペアローン=2人で責任を負い続ける契約:一方がローンを払わなくても、もう一方に返済義務がかかります。この状態を長く続けるのはリスク大です。
    意思が合わない場合、売却も運用もできない:不動産は共有名義ですから、片方だけでは基本的に動かせません。ご主人が強硬な姿勢なら、早めに専門家のサポートを検討すべきです。
    離婚後もローン返済義務が残る可能性:離婚してもローン契約はそのまま残ります。関係性が切れても、支払いの連帯責任だけは残り続けます。

    ◆ 対応の選択肢
    再交渉で売却に合意できるよう働きかける
    ・将来の値上がりは「希望的観測」にすぎません。今の市況とご自身の不安を冷静に伝えることが大切です。

    弁護士を通じた協議・調停も視野に
    ・感情的なもつれが大きく、合意が難しければ、法律の専門家の力を借りることで前に進める場合もあります。

    名義・ローンの分離は基本的に困難
    ・ 一方が住み続ける、ローンを引き継ぐといった選択肢もありますが、単独でのローン借り換えには金融機関の審査があり、ハードルは高めです。


    「宙ぶらりん」を放置してはいけません。
    不動産もローンも「動かない=損失の元」となり得ます。

    的を得た回答になっていないかもしれませんが、お悩み解決の一助になれば幸いです。

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