不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/13

    ご相談を拝見しました。実際、「他にも検討者がいる」との説明は、決断を急がせる煽り文句としてよく使用されます。

    悩ましいのは、それが事実か否かを判断できない点です。焦りは、共同媒介として関与した不動産業者も同様に感じます。囲い込みの防止を目的とした業法改正により、元請け業者は物件が商談中となった場合、「書面による申込みあり」など、そのステータスをレインズに登録する義務が課せられました。

    しかしながら、恣意的に操作できるとの指摘があります。虚偽のステータス登録はもちろん、例えば、「ついさっき申込みが入って登録が遅れていた」と言われてしまえば、その信憑性を確認する方法はありません。

    不動産は高額ですから、焦って契約するのはお勧めできません。「縁」が作用する部分が多いと理解して慎重に検討し、決断できたなら速やかに手続きを開始されると良いでしょう。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/12

    ご相談拝見しました。

    このようなご相談は本当に多く、悩ましいですよね。

    しかし、間違いなく言えるのは、ご購入に向けてお気持ちが揺れている。というのは事実だと思います。

    いざ購入へ進めるとなれば、購入者としてオーナーに確実に選ばれる、優先されるために必要なステップを、確実に踏む準備も済ませておきたいものです。


    本当かどうかを判断するための視点

    ①他検討者の具体性の有無
     →「他にも検討者がいる」と言うだけでなく、申込書提出済か?資金面は?顧客内容は?など詳しく確認。※出来ればオーナー様がいる場所で

    ②広告状況の変化
     → レインズの詳細への掲載状況が「商談中」「申込あり」になっているか確認。また、いつからそのような状況なのかを確認できますし、不動産業者にはレインズ上で取引状況を正しく表示する義務があります。

    •③販売期間の長さ
     → 長期間売れていなかったのに急に「人気」と言われたら慎重に。値引きしたから?他のライバル物件が消えたから?など、何故?を自身で追求しましょう。


    •④売主の状況
     → 転勤・住み替えなどの理由があると、売却を急いでいる可能性が高い。


    【後悔しないための選択肢と行動】

    ⓪ご家族や意思決定者全員の合意(購入希望物件への前提条件等の擦り合わせ)を、しっかり済ませておく。
     →これが済んでいないのにこのあと出てくる中途半端な購入申込は、絶対入れるべきではありません。

    ①申込(買付)を先に入れておく
     → 他の人に取られにくくなり、極端な話、キャンセルは可能(ただし心理的負担と関係各社への最低限のマナーやモラルにはご注意を)。

    ②住宅ローンの事前審査を必ず先に進める
     → 本気度を示しつつ冷静な判断時間を確保できる。信用情報に影響が出るケースは少数。必ず購入希望物件でその都度審査をする事。おすすめはメガバンクとネットバンク最低1行ずつ

    ③一晩しっかり寝て、気持ちを整理する
     → 焦りを抑え、後悔のない判断を

    ④迷っているならば、、価格や条件交渉を試みる
     → 担当が応じない場合、その物件の競争の激しさ、そしてオーナーのスタンスが分かることがあります。※本当の超人気物件の場合、価格交渉やオーナサイドから見た不審な動きなどが見受けられると、顧客としての優先度が下がる可能性もあるので要注意。

    •⑤第2・第3候補物件も同時に調べておく
     → 焦りを減らし、比較によって、納得度が増す。何故この物件なのか?がどの角度から見ても満たせているかどうかが大事です。


    【結論】
    ・本気で「買いたい」と思える物件なら、誰よりも早く、確実に!必要なアクションを先回り実行して動くのがベスト。

    ・ただし「買ってよかった、この物件しかない!」と言える絶対的自信が持てるかどうかが重要。

    ・焦らされず、自分の気持ちと、比較情報をもとに、冷静な判断を。

    良いお買い物と今後のご参考になれば幸いです。

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