不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2025/09/14

    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。
    前職は新卒より大手デベロッパーにおりましたので参考になりますと幸いです。

    共用施設の管理費高騰、そして住民間の意見対立、大変な状況ですね。
    将来の売却をご心配されるお気持ち、よく理解できます。
    魅力や価値を保ちながらコストを抑える方法について、いくつかご提案させていただきます。

    【コストを抑える現実的な方法】
    コスト削減には、主に以下の方法が考えられます。

    ■管理会社の見直し: 清掃頻度や管理員の勤務時間を見直すだけでも、人件費削減につながります。また、ジムのメンテナンスやスカイラウンジの予約管理など、委託している業務を一部見直すことも有効です。

    ■運営方法の工夫: 施設の利用料を徴収する、または外部への貸し出しを検討するなど、施設の維持費を補うための収益化を図る方法もあります。これは住民の負担を直接減らすことにつながります。

    ■共用施設が売却に与える影響
    結論から言えば、共用施設は売却時にプラスに働くことが多いです。特に、ブランドマンションは共用施設の充実度がその価値の一部と見なされます。

    ■利用状況の可視化: まずは、施設の利用率をデータとして正確に把握しましょう。どの施設がどれくらい使われているのかが分かれば、議論の根拠となります。

    将来的な売却を考えるのであれば、住民全体で納得のいく形でコストを抑えることが、マンションの資産価値を維持・向上させることにつながります。
    一時流行った設備で今はだれも使わないただの箱、というような無駄な共用施設を有するお住まいもたくさん拝見します。
    そのようにならない為に、早くから色々と手を打てると良いのではないでしょうか。
    参考になりますと幸いです。

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