不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/03

    その物件、たぶん“売れていない理由”は一つじゃないです。
    むしろ、いくつかのズレが重なっている状態に見えます。

    まず現実の話からいくと、普通の物件は、条件と価格が合っていれば動きます。
    逆に言うと、動かないということは「どこかが市場と合っていない」
    これがすべてです。

    よくあるのは価格ですが、今回の話を見る限り、それだけではなさそうです。
    ・内装が個性的
    ・価格が動かない
    ・複数社掲載(=一般媒介の可能性)
    この組み合わせだと、正直かなり典型的です。

    一般媒介が悪い、という話ではないんですが、現場感で言うと「誰が主導で売るのかが曖昧になる」ここが弱点として出やすいです。

    複数社が載せていると
    ・とりあえず掲載はされる
    ・でも深く戦略は組まれない
    ・結果、様子見のまま時間だけが過ぎる
    こういう流れになりがちです。

    あともう一つ大きいのは「ネットに載せていれば売れる」という前提
    これ、半分正解で半分間違いです。

    確かに今はポータルが主戦場ですが、実際は“誰にどう刺さるか”が決まっていない物件は動きません。

    今回でいうと
    ・個性的な内装→好きな人には刺さるが、万人向けではない
    ・価格が強気→検討層がさらに限定される

    つまり「ターゲットは狭いのに、売り方は広く浅い」
    このズレが起きている可能性が高いです。

    そして売主側の心理も少しだけ触れると、多くの場合「この条件なら売れるはず」という前提を崩せていない

    ここで止まります。

    だから値下げもしないし、戦略も変わらない。

    結果として「売れない家」という印象だけが積み上がる

    最終的にどうなるかというと
    ・どこかで価格を現実に合わせる
    ・もしくは買取に切り替える
    ・もしくは一度引き上げて再スタートする
    このどれかに収まることが多いです。

    ちょっとドライな言い方になりますが、不動産って良い物件かどうかではなく、“市場と合っているかどうか”で決まります。

    どんなに良くてもズレていれば動かないし、多少クセがあってもハマればすぐ決まります。

    この物件もたぶん、「売れない」のではなくまだ正しい売り方に乗っていないだけ
    そんな状態だと思います。

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/04/03

    この場合
    1.「売主が掲載終了を申し出るか、売却を諦めるまで、不動産会社は掲載を続ける」ケース
    2.一般購入者向けの販売を諦め、不動産買取業者に売却する。(業者が「リノベ済物件」として再販・売り出されることが多い)
    3.売却を諦めて賃貸物件として貸し出す。
    4.売却活動を中止し住み続けるもしくはあるいは空き家のまま放置する。
    いずれかになることと思われます。

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/03

    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。


    ご近所の物件がずっと残っていると、「どうして売れないんだろう?」と気になってしまいますね。特に「築浅で広い」という好条件なのに動かないのは、専門家の目から見ても何か特別な事情があるように感じられます。


    結論から申し上げますと、
    売主様が「この価格でなければ売らない」と決めている限り、不動産会社は掲載を続けるのが基本ですが、最終的には「買取」や「賃貸」へ舵を切るケースが多いです。

    【ポイントは2つです】
    1. 「一般媒介」ならではの事情
    複数の会社が掲載している「一般媒介」の場合、不動産会社間の競争が激しくなります。
    売主様の心理: 「どこかの会社がいつか高く売ってくれるはず」という期待を持ちやすく、価格改定のタイミングを逃しがちです。

    不動産会社の動き: 広告費をかけても他社で決まれば一円にもならないため、積極的な提案(リフォームや大幅値下げの説得)を控え、ただ掲載し続ける「待ち」の姿勢になりやすい側面もあります。


    2. 売れ残った物件の「出口」
    「売れない家」という印象が定着してしまった物件が辿る道は、主に3つです。
    ◼︎価格の損切り: ある日突然、数百万円単位で大幅に値下げし、一気に成約させる。
    ◼︎業者買取: 一般個人への販売を諦め、不動産会社に買い取ってもらう(価格は市場の7割程度になります)。
    ◼︎賃貸への転換: 売却を一旦中止し、固定資産税などの維持費を賄うために貸し出す。


    【まとめ】
    「頑固な売主様」という印象を持たれたかもしれませんが、実は「売り急いでいない(資金に余裕がある)」か、あるいは「住宅ローンの残債が多くて下げたくても下げられない」という切実な事情がある場合も多いように感じます。


    物件サイトでずっと見守ってくれているご相談者様のような
    「地域の目」は、実は不動産市場の鏡のような存在です。


    そのお住まいがいつか素敵なご縁に恵まれるか、
    あるいは形を変えて活用されるか、静かに見守っていただければと思います。
    参考になりますと幸いです。

以下の記事もよく読まれています

相談先を選択してください

個人情報保護方針に同意の上、送信ください。

相談テンプレート

住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

無料で不動産の相談をする