不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/08/17

    これは、担当者が「夫婦別姓だから珍しい」と感じたこと自体より、
    銀行側が融資契約の当事者同士の関係を確認する必要があるかどうかで考えた方がいいです。

    住宅ローンでは、単に「同じ家を買う二人」なのか、夫婦なのか、収入合算なのか、
    連帯債務なのか、ペアローンなのか、あるいは一方が担保提供者なのかで、
    必要な書類や銀行側の確認事項が変わります。
    実際、金融機関によって取り扱いも異なり、
    例えば三井住友銀行では事実婚・同性パートナーについて一定の書類を用意すれば
    ペアでの申込みが可能としています。

    また、銀行によっては住民票などの公的書類で続柄を確認したり、
    必要に応じて追加書類を求めたりします。
    三菱UFJ銀行も、申込み内容に応じて追加書類の提出を求める場合があるとしています。

    ですから、今回については、
    「担当者が分かっていないから説明させられている」と決めつけるのは少し違うと思います。

    銀行からすると、
    「名字が違うけれど、この二人はどういう関係なのか」
    「今回の住宅ローンでは、それぞれどの立場になるのか」
    「提出された書類だけで関係性を確認できるのか」
    を確認しなければ、先に進められないケースがあります。

    特に住宅ローンは、契約後に「実はこういう関係でした」という話になっても銀行側が困ります。
    審査だけでなく、抵当権設定や団信、持分、連帯保証・連帯債務などにも関係するためです。

    なので、銀行が確認していること自体は、ある程度仕方がないと思います。

    一方で、何度も同じ説明をさせられているのであれば、こちらから一度、
    「夫婦別姓であることは説明済みです。銀行として確認が必要な事項と、
    提出すべき書類をまとめて教えてください」と担当者に聞いてしまっていいと思います。
    これなら感情的な話になりません。

    そして、銀行を変えるかどうかについては、
    今の段階で「別の銀行にした方がいい」とは私は思いません。

    その銀行で夫婦別姓の取り扱いができない、
    あるいは必要以上に時間がかかって契約スケジュールに支障が出るのであれば変更を検討する。

    逆に、必要書類を出せば普通に進むのであれば、わざわざ銀行を変える必要はありません。

    不動産の購入では、銀行の担当者とのやり取りが多少面倒でも、
    最終的に融資がきちんと実行できることの方が大事です。

    今回のようなケースは、「夫婦別姓だから問題がある」のではなく、
    「銀行ごとに確認方法や取り扱いが違うので、必要な確認をしている」
    くらいに考えておくのが一番現実的だと思います。

    もし今後も説明が増えていくのであれば、担当者に「何を確認する必要があって、
    何を出せば終わるのか」を一度整理してもらう。
    それで普通に進むのであれば、そのまま進めていいと思います。

    逆に、何度説明しても担当者自身が取り扱いを理解しておらず、話が毎回振り出しに戻るようなら、
    その時点で金融機関を変えることを考えればいいでしょう。

    銀行選びは「担当者に一度驚かれたか」ではなく、
    最終的に融資条件と手続きがきちんと成立するかで判断すればいいと思います。

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