不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/09/13

    専属専任媒介は、一般媒介や専任媒介と比べて、
    特別に売れやすくなる契約というわけではありません。

    実際、専属専任媒介を選ぶ方が圧倒的に多いということもなく、
    専任媒介を選ぶケースもかなりあります。

    では、専属専任にするメリットは何かというと、
    一番大きいのは「窓口を一つにして、売却を任せやすい」というところだと思います。

    専属専任媒介では、売主さんは複数の不動産会社に同時に依頼することができません。
    また、自分で買主を見つけた場合でも、
    原則としてその不動産会社を通して契約することになります。

    その代わり、不動産会社には一定期間ごとの業務報告が義務付けられており、
    レインズへの登録も専任媒介より早い期限が設定されています。
    つまり、「この会社に任せる」と決めて、売却活動を管理してもらいやすい契約です。

    ただ、ここで大事なのは、専属専任だから不動産会社が頑張る、
    専任媒介だから頑張らない、という単純な話ではないことです。

    結局は、どの契約を選ぶか以上に、どの不動産会社に任せるかの方が大事です。

    例えば、信頼できる会社がいて、
    「この会社なら自分の希望や事情も分かった上で、きちんと売ってくれる」と思えるのであれば、
    専属専任で任せてしまうのは十分ありだと思います。

    反対に、まだ不動産会社を信用しきれていないのに、いきなり専属専任にしてしまうと、
    売却活動に不満が出たときに動きにくくなります。

    専任媒介との違いも、そこまで大きく考える必要はありません。
    専任媒介でも一社に任せることは同じですし、
    自分で見つけた買主と直接契約することもできます。

    ですから、「専属専任が一番いい契約なのか」というより、
    「この不動産会社に任せたい」と思えるなら専属専任、
    「一社に任せたいけれど、自分で買主を見つけた場合などの自由度も残しておきたい」
    なら専任媒介、と考えると分かりやすいと思います。

    不動産の売却では、媒介契約の種類だけで結果が決まるわけではありません。

    売却価格をどう考えるのか、販売方法をどうするのか、問い合わせが少ないときにどう動くのか、
    そして売主さんと不動産会社がきちんと意思疎通できるのか。

    最終的には、契約の名前よりも
    「この人、この会社なら任せられる」
    と思えるところに依頼することの方が大切だと思います。

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