不動産住宅ローンのお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/05/02

    zY

    • 40代
    • 東京都
    • 男性
    • 一般ユーザー

    現金一括で買えないなら新築マイホームは諦めるべきでは。というのは半ば冗談ですが、日銀の政策で振り回されるのはバカバカしいので、私なら固定金利を選択しますよ。

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/04/15

    品木彰

    不動産専門家

    • 30代
    • 大阪府
    • 男性
    • 専門家

    固定金利と変動金利には、それぞれに一長一短があるため、どちらが良いかは一概にはいえません。

    金利の上昇が不安であれば、固定金利を選ぶのも方法です。ただし、借入当初の金利は変動金利よりも割高であり、返済負担が重くなります。完済まで世の中の金利がさほど上昇しなかった場合、変動金利で借り入れたときよりも返済総額は多くなります。

    変動金利は借入当初の金利が低く設定されているため、今後も低金利の環境がしばらく続くようであれば、効率的に元金を減らしていけるでしょう。

    一方、借り入れの時点で毎月の返済額や返済総額が確定しません。また、ご認識の通り未払い利息が発生する可能性もあります。

    しかし、未払い利息が発生するような金利上昇が起こるのは、基本的にバブル時代を彷彿とさせるような好景気となったときです。

    加えて、住宅ローンは返済が進んで元金が減るにしたがって、金利の上昇時に利息額が上昇しにくくなるため、未払い利息が起こるリスクも下がっていきます。

    2024年3月次点で、日銀は「当面は緩和的な金融環境が続く(金利が低い状況が続く)」という考えを示しています。私個人としても、数年以内に急激な金利上昇が起こる可能性は低いと考えています。

    とはいえ、今後の金利動向を正確に予測するのは、専門家でも難しいものです。そこで、返済シミュレーションを活用し、金融機関やファイナンシャルプランナーの意見も参考にしながら、ご自身に合った金利タイプを選ぶことが重要となります。

    返済シミュレーションは、借入金額や返済期間、金利タイプなどの条件を入力すると、毎月の返済額や総返済額などを計算できます。変動金利と固定金利の返済負担を比較できるだけでなく、金利がどれほど上昇すると、未払い利息が生じるのかを試算することも可能です。

    また、金融機関やファイナンシャルプランナーの意見を聞くことで、未払い利息が生じる金利上昇が起こる可能性がどれほどあるのかを考えやすくなります。

    シミュレーションを活用して専門家にも相談することに加え、家計の収支や今後のライフプランなども踏まえて、ご自身に合った金利タイプを検討することが大切です。

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