不動産のお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/09/30

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談拝見しました。

    まず自己資金で、カードローンと奨学金を一括弁済する必要があります。他の借入を残したままでは、いずれの金融機関からも融資を借り入れることはできません。

    また、借入の安全圏は収入の5~6倍(他の借入がない前提)とされていますから、2800万円前後の物件価格が相談者様の購入できる目安になります。

    金融機関によって審査に違いがありますから、3000万円近くまで借入できる可能性はあるかもしれませんが、無理な融資の借り入れは早晩破綻する危険性をもたらします。

    また、一括弁済する前には念の為、個人信用情報を確認しておく必要があります。過去に延滞履歴があれば、他の借入を返済しても承認が得られない可能性があるからです。


    一度原点に立ち返り、資金計画を含めた安全な購入計画を検討されると良いでしょう。

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/09/30

    角田浩崇

    イエステーション博多店 (株)コムハウス

    • 30代
    • 福岡県
    • 男性
    • 不動産会社

    はじめまして。イエステーション博多店 ㈱コムハウスの角田と申します。

    ご相談ありがとうございます。住宅ローンの審査が通らずお困りのこと、心中お察しします。
    現状打破のためのアドバイスと考えうる選択肢についてお答えいたします。

    1. 借入審査に通りやすくするための対策
    まず、住宅ローン審査が通らない主な要因として、「既存の借入額」と「借入希望額の年収比率」が挙げられます。現状では以下の方法で審査が通りやすくなる可能性があります

    「借入総額の見直し」
    借入額を減らすことで審査通過の可能性が上がります。具体的には、頭金を増やすことで住宅ローンの借入額を減らすことが考えられます。可能であれば追加で頭金を用意するか、ご両親などから贈与を受けることも検討してみてください。

    「既存借入の完済・整理」
    現在、カードローンの残高が300万円あり、これが審査に大きな影響を及ぼしていると考えられます。可能であればカードローンを一括返済して、残債を0にすることが有効です。奨学金も残り100万円ですので、完済できるならそうすることで審査の評価が上がるでしょう。

    「審査基準が緩やかな金融機関の検討」
    既にメガバンクと地方銀行で審査に落ちているとのことですが、他にも選択肢があります。
    特に「フラット35」という住宅ローンは、公的な融資であり、年収比率や借入額について審査が柔軟な場合があります。また、信用金庫なども審査基準が異なるため、試してみる価値があります。

    「配偶者の収入合算や保証人の設定」
    奥様が今後パートやアルバイトなどで収入を得ることが可能であれば、夫婦で収入を合算することにより、審査が通りやすくなる場合があります。また、親族を保証人として立てることで借入の条件が緩和されるケースもありますので、ご家族と相談されるのも一つの方法です。

    2. 住宅ローンが通らない場合の選択肢
    審査がどうしても通らない場合、次の選択肢を検討することができます。

    「賃貸での生活継続」
    住宅ローンが通らないからといって焦って購入するのではなく、現在の賃貸での生活を続けるというのも一つの賢明な判断です。その間に、貯蓄を増やしたり、カードローンや奨学金の返済を完了させたりすることで、数年後に改めてローン審査に挑戦することも可能です。

    「中古住宅やリノベーション物件の購入」
    新築物件ではなく、中古住宅やリノベーション済み物件の購入を検討することで、価格を抑えることができます。4000万円の物件ではなく、3000万円程度の物件であれば、頭金や借入額が抑えられ、ローン審査も通りやすくなります。

    「分譲マンションの購入」
    一戸建てにこだわらず、分譲マンションであれば物件価格が比較的低く抑えられることもあります。これにより、ローン審査が通りやすくなる可能性があります。

    「貯金を増やしてから再挑戦」
    頭金が多ければ多いほど、借入額が減少し審査も通りやすくなります。現時点でマイホーム購入を見送って貯蓄に励み、数年後に再挑戦することも戦略の一つです。

    3. 最後に
    住宅ローンの審査は、金融機関によって基準が異なりますので、あきらめずに様々な金融機関へ相談してみることが重要です。しかし、焦って購入してしまうと、ローンの返済が負担となり生活に支障をきたす可能性もありますので、慎重に検討されることをお勧めします。

    お客様のご家族の幸せなマイホーム生活が叶うよう、最適な選択肢が見つかることを願っております。何か具体的な相談やご質問があれば、お気軽にご連絡ください。

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