不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/01/12

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    対象としているマンションは中古だという前提でお話しします。

    【物件数】
    基本的に、取り扱える物件数は大手も地場もほぼ変わりません。国が作った不動産業者専用の物件情報を共有するシステム(レインズ)から随時情報を取り出すことができるからです。
    一部にレインズに登録義務が無い一般媒介の物件もありますが、少数です。
    TVで「物件数No1」などのCMを見ますが、あれは掲載数であって掲載していない物件でも不動産会社は取り扱えますので、ご安心ください。よって、大手と地場での差はありません。

    【地元の情報】
    先ほどのレインズには成約事例も掲載されています。また、それ以外のシステムでも成約事例を掲載しているものもあります。つまり、目的のマンションで、売りに出て買われた部屋の情報は、大手も地場も同じ情報源を持っているため差はあまりありません。
    また、俗にいう「川上物件」というものがあります。その不動産屋しか知らない物件情報のことですが、基本的に売れ残り物件です。売れなければ収益になりませんので、隠しておく意味がないのです。また、専任・専属専任で隠していたら法令違反です。

    【知識・経験】
    担当者次第です。大手でも不勉強な人はいますし、地場でも情報収集に熱心な人もいます。ただ、大手は組織が大きいので、買主対応要員と売主対応要員に分かれているケースが一般的で、買主の意向が売主にどう伝わるか、伝言ゲームになる可能性はあります。

    【異動】
    大手は異動があります。その地域から別の地域、その職種から別の職種。いいと思った営業マンが検討をしている間に移動してしまう可能性もあります。地場ではあまりありません。動けないので下手なことはできないのですが、営業マンの資質次第でもあります。

    【賃貸と売買】
    賃貸メインの不動産会社でも、売買を看板に掲げているのはごく普通にあります。しかし、ウェイトはほぼかけてなく、もちろん得意でもありません。言い方を変えると、すごくいい物件なのに売り方がヘタクソで売れていないというケースも見られます。これはねらい目ですね。ただ、仲介会社のサポート機能は弱いので、ご自分で調査等が必要かもしれません。これは地場にはありますが大手にはなさそうです。ですがレアケースです。

    という具合です。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/01/12

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    大手と地元密着型、どちらもメリット・デメリットは存在しますが結局は「人(担当者)」です。

    本来は賃貸と売買どちらもこなせて一人前です。しかし、実務経験や属する企業によって得意な業務が別れている傾向が見受けられます。

    大手でも不勉強な担当者は信頼がおけませんし、地元密着で少数精鋭をうたっていても知識や知見が豊富であるとは限りません。在籍期間が長いだけでまったく知識のない営業マンも存在しているからです。

    あえて企業の違いをあげるとしたら、以下のようになるでしょう。

    【地元密着型のメリット】

    ◯地域に精通: 地元の情報に強く、周辺環境や交通アクセス、学校区などに関して地元ならではの詳細情を得られる可能性があります。

    ◯人脈が広い: 地元の業者とのつながりが深く、スムーズな取引が期待できます。

    ◯親身な対応: 顔見知りの関係で、相談しやすい雰囲気があります。

    ◯アフターフォロー: 購入後も、何か困ったことがあれば相談しやすい身近さがあります。

    【デメリット】

    ◯取り扱い物件数が限られる可能性: 大手と比較して、取り扱い物件数が少ないケースもあります(特に、レインズ掲載前の情報)

    ◯最新の情報に弱い可能性: 大手と比較して、最新の不動産情報(法改正など)へのアクセスが遅れる可能性があります。

    【大手不動産会社のメリット】

    ◯独自のシステムが充実: 独自に採用している物件検索システムなどが充実しており、効率的に物件探しができます。

    ◯小規模企業と比較して広告予算は潤沢である可能性が高い(再販時に有利となる可能性があります)

    【デメリット】

    ◯地元の不動産会社と比較して、郷土愛が低く、地元情報に疎い可能があります。
    ◯柔軟性に欠ける

    これら企業傾向の違いを踏まえたうえで下記の3点を考慮し、信頼における担当者を探されると良いでしょう。

    1.担当者の経験や実績: 過去の取引実績やお客様からの評判などを参考にする。

    2.会社の評判: インターネットでの口コミや、知人の紹介などを参考にする。

    3.対応の良さ: 相談に対して、丁寧に対応してくれるか、疑問点を解消してくれるかなど、対応の良さを確認する。

    大手と地元という尺度にこだわらず、信頼できる担当者を見つけることが何より重要です。

    以上、お悩み解決の一助となれば幸いです。

  • 私が回答します

    ご相談内容、拝見をさせて頂きました。
    まず、不動産の賃貸と売買は別物です。
    地域密着の不動産会社でたまに売買のお手伝いをするの会社と地域密着で日常的に売買のお手伝いをしている会社では、知識面も住宅ローンや税金の説明、提案力も異なると言われております。
    もちろん、地域密着の不動産会社では周辺の住環境やマンションの特徴も把握していることが多く、
    住んだあとの相談や細かい部分の質問にも対応できるところは安心できる点だと思います。

    大手不動産会社の場合、社員数が多いので、担当者の当たり外れがあるかもしれませんが、知識や提案力はあります。
    「会社が大手だから安心」というのではなく、担当者と感覚が合うことが大切です。
    担当者を重視すると不明点や不安なことも解決でき、安心して購入できることが良い点だと思います。
    日常的に売買のお手伝いをしている担当者で希望エリアに精通しており、感覚が合う担当者を地道に探すことも良いと思います。
    参考にして頂けますと幸いです。

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