不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/02/10

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    相続物件について居住や賃貸運用などの予定がなく、管理も適切に行えない場合は、売却、相続土地国庫帰属制度の申請、または無償譲渡サイト(みんなの0円物件)の利用などが考えられます。

    相談者様の場合、住宅が利用できないほど劣化が進んでいるとのことですから、中古住宅としての売却は難しい可能性が高いかも知れません。また、相続土地国庫帰属制度の申請をする場合にも、建物を解体して更地にする必要があります。

    重機が入れない場所でも建物の解体は可能ですが、人手による運搬を伴うため、工期が長引く影響から解体費用が高額になる可能性が高いでしょう。残るは無償譲渡サイトへ登録して、無償で欲しい人を探す方法ですが、その前に、本当に利用価値がないかどうか、信頼できる不動産業者に相談されてはいかがでしょうか。

    専門家に意見を聞くことで、解決策のヒントが見つかるかも知れません。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/02/09

    森本 慎也

    株式会社TERASS

    • 40代
    • 北海道
    • 男性
    • 不動産会社

    ご家族が亡くなり、空き家の処理にお困りとのことですね。
    解体費用や売却の難しさを考慮すると、いくつかの選択肢がありますので、それぞれの方法についてご説明します。

    1. まずは「活用できるか」検討する

    売却や解体前に、空き家の活用方法がないかを考えてみるのも一つの手です。

    賃貸やリフォームして活用する
    ・老朽化が進んでいない場合、最低限の修繕をして「古民家賃貸」や「DIY賃貸」として貸し出すことも可能です。
    ・一定の修繕費はかかりますが、解体費よりも安く済む場合があります。

    空き家バンクへの登録
    ・自治体の「空き家バンク」 に登録し、購入希望者を募る方法もあります。
    ・古民家再生やリノベーション目的で探している人がいるため、直接売却が難しくても、活用してもらえる可能性があります。

    2. 売却を検討する

    老朽化が進んでいても、「土地」として売れる場合があります。
    ただし、売り方を工夫することで、買い手がつく可能性が高くなります。

    現状のまま「古家付き土地」として売る
    ・解体せずに、「古家付き土地」として売却する 方法もあります。
    ・買主がリフォームする前提で購入するため、売却価格は低めですが、解体費用を負担せずに済みます。

    買取業者に相談する
    ・不動産買取業者やリノベーション会社に相談すると、一般の買主よりもスムーズに売却できることがあります。
    ・「訳あり物件専門の買取業者」 もあるため、問い合わせてみるのも一案です。

    近隣住民に相談
    ・近隣の方が駐車場や家庭菜園用に土地を買いたいケース もあります。

    3. 解体費用を抑える方法

    解体が必要な場合、コストを抑える工夫もできます。
    1 補助金・助成金を活用する
    ・自治体によっては 「空き家解体補助金」 があり、費用の一部を負担してくれることがあります。調べてみましょう。

    まずは「売却の可能性があるか」から考え、それでも難しければ解体費用を抑える方法を検討するのが良いでしょう。自治体の補助制度や専門業者への相談を通じて、最適な方法を見つけていくのがおすすめです。

    ご不明な点がありましたら、いつでもご相談ください。

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