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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/02/20

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    投資用に購入されたのでしたら、完済か完済間近ではないですか。そうするとレバレッジ率が低下してますので、投資効率が悪くなってますよね。
    こういう場合は、おっしゃるように売却して新しく借り入れを起こして別物件を購入するか、既存物件を共有担保として使用し、別物件を購入するか、というのが定番の考え方です。
    不動産市況がピークを打ち、以後低迷するとの予想であれば、益出しが順当ですが、そのような見方はされていないと思いますので、上述の2つの選択肢のうちいずれかということになります。

    まず、売却については、利食い千人力という言葉があるように、もし下がってしまう可能性を考えるのであれば、利食ってしまえ、というものです。ただし、これは相場の波の周期が短い場合はその通り(株や湾岸タワマンなど)でしょうが、そうでない場合先行するであろう湾岸タワマンの動向を見ながらでも十分だと思います。
    さらに、株と違い、不動産の場合は購入額を上回った分に課税されるわけではありません。毎年の償却で簿価が低下していますので、簿価を上回った分に課税されます。20年保有されているので、簿価はかなり下がっていると思いますので、課税により思ったよりも手取りが減ってしまいます。それを考えるのなら、売らずに担保として利用したほうが得策ではないかと思います。

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