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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/10

    ご相談を拝見しました。住宅購入に関し、ローンの金利タイプの選択はご家族の将来設計に直結する重要な要素となります。将来的な金利動向を見通すことは困難ですが、いくつかの観点からアドバイスいたします。

    金利動向ですが、2024年に日銀がマイナス金利を解除した以降、じりじりと上昇を続けています。しかしながら、過去を遡り長期的な視点に立てば、まだ低金利状態だといえるでしょう。

    2025年6月時点における変動金利は0.5~0.6%が過半を占めていますが、専門家によれば、年内に利上げされる可能性が極めて高いと予想されています。一方、固定金利選択型は、選択期間にもよりますが、現状は据え置きもしくは引き下げの傾向が見受けられます。しかしながら、2025年末までの日銀金利引き上げに併せ、年末には2.0%を超えると予想されています。これは、フラットなど全期間固定型も同様です。

    このように、変動、期間固定、全期間固定のいずれもが2025年末までには上昇に転じるとの予測がなされていることから、個人的には、金利が上昇に転じる前の早い段階で、全期間固定型を利用するのが得策だと考えています。もっとも、全期間固定の金利が最も高いのはご存じのとおりです。

    月々の返済額に懸念があれば、10年固定などの期間固定型を選択されると良いでしょう。また、繰上返済が確実に行えるとの自信があれば、あえて変動金利を利用するのも方法です。

    いずれにしも、10年後、20年後の金利を予測することは誰にもできません。しかし、短期的な傾向としては金利が下がる要因が見受けられないのは事実です。数種類の返済シミュレーションを行い、検討されると良いでしょう。

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