不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/12

    ご相談を拝見しました。

    月3,000円の管理費値上げに戸惑われるお気持ち、よくわかります。最近の物価上昇は事実ですが、「サービスが良くなった実感がない」というのはご不満にもつながりますよね。


    【管理費の値上げは普通?】

    国土交通省のガイドラインでは、

    ● 物価・人件費の上昇に合わせた見直しは必要
    ● 長期間据え置いた管理費の急な値上げを防ぐには、段階的な調整が望ましいとされています。

    人手不足・賃金上昇の影響で、清掃や管理業務のコストが上がっているのは全国的な傾向です。

    たとえば、もともとの管理費が月15,000円だとすれば、3,000円の値上げは20%増。この水準は「やや高め」ですが、状況によってはやむを得ないケースもあります。


    【とはいえ、内容の透明性が重要】

    値上げの妥当性を見極めるには、「数字の根拠」と「決定のプロセス」がカギです。

    確認したいポイント
    •総会で正式に決議されたか(議事録に記録があるか)
    •管理会社からの見積り根拠があるか(人件費・委託費など)
    •長期修繕計画との整合性があるか

    これらが不明確な場合は、住民の合意形成が不十分だった可能性もあります。

    【今できる行動】

    ・総会議事録や収支報告書を確認
    ・理事会メンバーに事情を直接聞く
    ・同規模・築年数の他マンションと比較する


    【修繕積立金も今後上がる?】

    築15年はちょうど大規模修繕が見えてくる時期で、修繕積立金の見直しが行われやすくなります。
    国交省によると4割近くのマンションが積立不足とされており、今後の値上げも十分にありえます。(長期修繕計画や今後の値上げについて管理室に確認するのも良いと思います。)




    管理費や修繕費の見直しは、将来の資産価値を守るためにも必要な場合があります。
    納得感のある説明と合意があれば、ご不安は軽くなるはずです。

    もし不透明さが続くようなら、マンション管理士や専門家への相談も視野に入れてみてください。

    少しでもご安心につながる対応ができることを願っています。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/11

    ご相談者様

    初めまして不動産売却サポート関西の本田と申します。

    ご相談内容を拝見しましたが、いきなり管理費の値上げの知らせが届いたとの事ですが、管理会社が入居者全員で構成する管理組合に議題としてのお知らせではないでしょうか?
    管理費などの値上げは管理会社や一部の入居者の判断でいきなり上げる事は出来ないようになっています。
    再度ご確認をした方が良いです。
    管理組合の会合で承認を取って管理費が上がる事になっていた場合は決定となります。
    ただ事前に管理費を上げる事に賛成か反対かの意見票は事前に届きますので見落としがあったのでは無いかと思います。

    またマンションには共用部などマンション全体の維持管理をして行くため、長期修繕計画(案)が策定されている事が多いです。
    段階的に修繕積立金を上げて行ってスムーズにマンションの修繕工事をしていくように提案されていますので、マンションの価値を保つ為にも受け入れるのがベターかと思います。
    ご相談者様が暮らされているマンションとご友人様が暮らされているマンションは違いますので、上昇額については不安にならなくても良いと思います。

    一助になれば幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/11

    ご相談を拝見しました。人件費の高騰などの明確な理由があり、かつ管理組合で適切に協議がなされた結果として同意を得、管理費が値上げされたのであれば従うほかありません。また、契約先である管理会社との締結内容により増額金額も変動しますので、3,000円の値上げが適正なのか否かの判断も、一概にはコメントできません。

    しかしながら、管理組合が適切に機能していれば、増額交渉についての議事録が配布され、そこに具体的な根拠や詳細な計算書、管理委託契約書(写し)が添付されていると思うのですが、そちらは確認されたでしょうか。もし、配布されていないのであれば、管理組合に申し出て確認する必要があります。

    その際には以下の点に留意して確認されるとよいでしょう。

    管理費の内訳: 管理費の内訳がどうなっているかを確認し、どの項目が値上がりしたのかを把握します。物価高騰や人件費上昇がどれくらい影響しているのか、そしてその影響が実際にどの程度の金額に反映されているのかを理解することが大切です。

    過去の値上げ履歴: これまでの管理費の推移を確認して、急激な値上げがないか、または管理費の増加が一般的な範囲内であるかを比較するのも重要です。過去の増額の理由やその根拠もチェックしてみましょう。

    清掃・サービスの質: 実際にサービスの質が上がっていないという感覚があるのであれば、その点についても意見を述べることができます。管理組合に対して、サービス内容の改善を求めることで、納得感を得やすくなります。

    近隣相場の比較: 周りの友人が言うように、他のマンションの管理費がどうなっているのかも確認しましょう。同じエリアや築年数、規模のマンションであれば、相場がある程度見えてきます。

    専門家の意見を求める: 必要であれば、マンション管理に詳しい専門家や不動産業者に相談して、値上げが妥当かどうかを確認するのも一つの手です。

    いずれにしても、管理費等の増額は役員の独断で決定できるものではありません。積極的に関与して、相談者様の意見を申述することも必要です。

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