不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/07/12

    ご相談拝見しました。 

    悩ましいですし、釈然としないことがありますよね、私の経験則から感じる内容を下記に記載していきます。


    【住宅ローン金利が人によって違う理由】
    住宅ローンの「実質金利」は、審査によって個別に決まるため、同じ銀行でも人によって差が出ます。

    表向きの金利は同じでも、「優遇幅(=店頭金利からの引き下げ幅)」が違うため、提示される金利に差が生まれます。

     
    【金利差が出る主な要因】
    ・年収とその安定性(職種・雇用形態)
    ・勤続年数の長さ
    ・信用情報(クレジットやローンの利用状況)
    ・借入額に対する返済比率
    ・団信(がん保障など)の種類や加入有無
    ・支店や担当者ごとの裁量、時期的なキャンペーンなど
    ・金融機関の時期的な問題

     
    【店頭金利と優遇金利の違い】
    ・店頭金利:銀行が公表している基準金利(例:2.475%など)
    ・優遇金利(=実際に適用される金利):店頭金利からの引き下げ後の金利(例:1.3%など)
    → この引き下げ幅が人によって異なるため、金利差が出ます

     

    【納得できる条件を見つけるには】
    ・複数の銀行で事前審査を受けて金利を比較(最低3行以上)
    ・「適用金利は何%か?」を必ず明示してもらう
    ・団信の内容(がん・三大疾病など)込みで比較する(0.1-0.3%等変動するのが一般的では)
    ・ネット銀行と店舗型銀行の両方で見る
    ・金利の根拠(優遇幅や評価ポイント)を担当者に質問する


    金利や借入条件ももちろん大事ですが、もっとも大切なのは希望の物件を買い逃さないことです。

    一目惚れした物件に出会ったときにスムーズに進めていけるように、日頃の準備と心構えに大変かと思いますが、是非とも頑張ってください。


    ご参考となれば幸いです。

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