不動産離婚のお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/07/02

    角田浩崇

    イエステーション博多店 (株)コムハウス

    • 30代
    • 福岡県
    • 男性
    • 不動産会社

    はじめまして。イエステーション ㈱コムハウスの角田と申します。

    離婚後にマンションに住み続けたい場合、以下のような選択肢があります。

    ①ローンの引き継ぎ(名義変更)
    現在のローンをあなた一人の名義に変更する方法です。銀行と交渉して、ローンの名義をあなた一人に変更できるか確認する必要があります。ただし、銀行はあなたの収入や信用情報を元に再審査を行うため、あなた一人で残債を返済できるだけの収入が必要です。

    ②ローンの借り換え
    現在のローンを一括返済し、新たにあなた一人の名義でローンを組み直す方法です。この場合も同様に、銀行はあなたの返済能力を審査します。現在の金利よりも低い金利で新しいローンを組むことができれば、月々の支払額が減る可能性があります。

    ③マンションの売却
    残念ながら、あなた一人の収入ではローン返済が難しい場合、マンションを売却して、得た資金で新しい住まいを購入または賃貸する方法も検討すべきです。売却によって得られた資金で残債を一括返済し、余剰金があればそれを新しい住まいの費用に充てることができます。

    最後に、重要なポイントとしましては、あなたの現在の収入と支出を見直し、月々のローン返済額を確実に支払えるかどうかを確認をすべきだと思います。また、銀行に相談して、名義変更や借り換えの可能性を探ります。離婚協議の際に、夫との間で金銭的補助やその他の取り決めを行います。必要に応じて、弁護士などに相談し、最適な選択肢を見つけます。どの選択肢が最適かは、あなたの具体的な状況や希望に依存しますので、慎重に検討して決定することをお勧めします。

    以上、ご参考になれば幸いです。

    ご質問等ありましたら、
    お気軽にご相談下さい。

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/02/16

    村田よしみ

    不動産専門家

    • 30代
    • 東京都
    • 女性
    • 専門家

    現在ご夫婦で返済されている住宅ローンを、ご質問者様おひとりでの返済へと切り替える場合、基本的には住宅ローンの借り替えが必要だと思います。

    共同名義の住宅ローンは、審査時にご夫婦の収入や資産を合わせて融資条件を決めていますが、おひとりでの返済となると融資条件も異なります。つまり、ローンの名義だけを夫婦共同→夫婦のいずれか一方に変えることはできず、ご質問者様おひとりの内容での再審査が必要ということです。

    住宅ローンを借り換える場合は、今のローンとは別の金融機関で審査を受ける必要がありますので、一度相談に行かれることをおすすめします。

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/02/16

    品木彰

    不動産専門家

    • 30代
    • 大阪府
    • 男性
    • 専門家

    ペアローンを組んで購入したマンションに離婚後も進み続ける方法としては「共有名義のままにしておき、元夫と協力して返済を続ける」という選択肢が考えられます。

    共同名義のままであれば、離婚前と変わらない返済負担でマンションに住み続けることができます。住み続けない側が支払う養育費や慰謝料と住宅ローンの返済を相殺するというケースもあります。

    ただし、金融機関によっては離婚後も共有名義のままにすることを認めてくれない可能性があります。また、離婚をしたあとも建物の管理や修繕などで元夫とのやりとりが必要になるかもしれません。

    新たな金融機関で住宅ローンを借り換える方法もあります。マンションに住み続ける側が、他の金融機関で現在の残債分3,800万円の住宅ローンを組み、ペアローンを組んだ金融機関に一括返済をするという方法です。しかし、新たに金融機関で審査を受ける必要があるため、必ず借り換えができるとは限りません。

    住宅ローンを一本化し、元夫の分も含めて返済をする方法もありますが実際には難しいケースがほとんどです。ローンを一本化するためには、夫婦間だけでなく借入先である金融機関の合意も必要です。ペアローンの場合、金融機関はもともと夫婦2人分の収入をもとに審査をしています。返済を続ける側の収入が借入当初よりも増えているなどの事情がない限り、金融機関はローンの一本化を認めてはくれないでしょう。

    このように、ペアローンを組んで購入したマンションに離婚後も引き続き住み続けるのはハードルが高いのが実情です。住み続けるのが難しいようであれば、マンションを売却することが最善の策となる可能性があります。

    いずれの選択肢にもリスクや注意点があるため、ペアローンで購入したマンションを離婚後にどうするかは、弁護士や不動産会社などの専門家に相談することをおすすめします。

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