不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/04/10

    奥田 哲央

    不動産工房/株式会社グランクルー

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社

    金利動向に加えて世界情勢の影響も見据えて判断されているご様子、とても堅実で素晴らしいお考えです。
    まず金利の予測は難しく断定的判断はできませんが、以下に要点をまとめてお答えいたします。

    ◆住宅ローン金利、今後の見通し
    ・直近は緩やかに上昇傾向。特に固定金利(長期)は世界経済の影響を受けやすいです。
    ・トランプ大統領の発言や再登場による不安定要素は、短期的には金利を上げやすい方向に働く可能性があります。
    ・一方で、景気減速局面では日銀が再び緩和策を取る可能性もあり、変動金利が下がる可能性もゼロではありません。

    ◆過去にも似たような状況はありました
    ・リーマンショック(2008年)やコロナ禍(2020年)など、世界情勢で金利が急変した事例はあります。
    ・ただし、その予測は極めて困難で、金融の専門家でも完全には読めません。
    ・重要なのは「予測」に頼りすぎず、ご自身のライフプランとリスク許容度に合わせて選ぶことです。

    ◆固定か変動か、選び方の考え方
    ・返済計画に「安定」を求めるなら固定金利がお勧めです。(特にお子様の教育資金などを見据えている方は)
    ・金利変動リスクを取れる余裕があり、将来の金利低下に期待するなら変動金利も選択肢です。
    ・変動金利を選ぶ場合は、繰上返済を含めた“攻め”の姿勢が重要です。(じっくり返済型にはやや不向き)

    ◆迷うなら「ハイブリッド」もあり
    ・最近は「固定+変動」のミックス型も増えています。
    ・金利上昇に備えつつ、下がる可能性も享受できるため、リスク分散として検討の価値ありです。

    ◆最後にひと言
    ・金利の未来は読めません。ただし、「金利を読むこと」よりも「金利がどう動いても対応できる自分でいること」が大切です。
    ・今後の経済見通しだけでなく、ご自身の資金計画や人生設計をもとに最適な選択を探されてはいかがでしょうか。


    お悩み解決の一助になれば幸いです。

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