不動産お悩み相談室
REAL ESTATE Q&A
- 投資
- 30代
- 男性
-
- エリア
- 大阪府大阪市都島区
-
- 投稿日
- 2024/04/01
-
- 更新日
- 2024/12/12
- [3回答]
572 view
耐震基準の改正前に建てられた物件投資について
大阪市内の中古マンション投資について考えています。
特に、耐震基準の改正前に建てられた物件への投資のリスクと利点を知りたいです。
さらに、こうした物件を購入した場合、将来的なリフォームや再販売の際に注意すべき点があれば教えてください。
-
そもそも旧耐震物件に該当するような古い物件は融資期間が非常に短くなると思いますので、キャッシュフローがマイナスになりませんか?キャッシュで買うなら大丈夫ですが。
利点は耐用年数切れかもうすぐ切れますので、償却額が小さくなります。結果利益が出やすい物件になります。また購入価格に占める土地の比率が大きくなりますので、安定的な担保資産として活用できそうです。
立地はいかがでしょう?
古い物件はその後の都市の発展とともに駅近だったりしませんか?駅近は入居率向上には効果的です。古いから敬遠されている場合、安く買えると思いますので、ちょっと手を加えれば大化けするかもしれません。
デメリットは、前所有者の管理が杜撰だった場合、あちこち修繕が必要だったりします。
また、アスベストも問題になる場合があります。 -
はじめまして、イエステーション ㈱コムハウスの角田と申します。
耐震基準の改正前(1981年6月以前)の物件への投資には特有のリスクと利点が存在します。以下に、大阪市内の中古マンション投資を考える上での重要なポイントを詳しく説明します。
耐震基準改正前物件の特徴
1981年6月に改正された「新耐震基準」では、地震による倒壊リスクを大幅に減らす設計が義務付けられました。それ以前の「旧耐震基準」の物件は、新基準の物件に比べ耐震性能が劣るとされています。
(リスク)
・地震リスク
旧耐震基準の物件は、阪神・淡路大震災や東日本大震災のような大地震で倒壊するリスクが高いとされています。特に、地盤が軟弱なエリアや建物の施工品質が低い場合は要注意。
・資産価値の低下
旧耐震基準の物件は市場での評価が低く、融資条件が厳しくなる可能性があります。買い手が敬遠する傾向があり、再販売時の需要が限られる可能性があります。
・リフォームや修繕費用
耐震補強工事が必要な場合、費用が高額(数百万円単位)になる可能性がある。
共用部分の補強が必要な場合、管理組合の合意形成が困難になることも。
・保険料や法律面の課題
地震保険の加入条件や保険料が高くなる場合があります。
2024年以降、築古物件に関する税制や規制の変更が影響する可能性もあります。
(利点)
・低価格で購入可能
旧耐震基準の物件は新耐震基準の物件より価格が安い傾向があり、初期投資を抑えられる。
利回り(賃料収入/購入価格)が相対的に高くなる可能性がある。
・リノベーションによる付加価値向上
低価格で購入し、耐震補強や内装リノベーションを行うことで、賃料アップや再販売価格の向上が期待できる。
・希少性
中心部の築古マンションは、立地や広さで希少価値がある場合があります。特に大阪市内の好立地であれば需要が見込めることも。
・投資の柔軟性
賃貸需要があるエリアであれば、長期間保有して賃料収入を得る戦略が可能。
(購入後のリフォーム・再販売時の注意点)
1. 耐震診断と補強工事
耐震診断を必ず実施
購入前または購入後に耐震診断を行い、建物の安全性を確認。
必要に応じて耐震補強工事を計画し、費用を見積もっておく。
共用部分の補強が必要な場合、管理組合に耐震化の議題を提案する。
費用感
耐震補強の費用は物件規模や構造によりますが、数百万円~数千万円に及ぶ場合もあります。
専有部分のみのリフォームでは限界があるため、物件全体での対応が必要。
2. リノベーションで競争力を高める
・付加価値のあるリフォーム
内装のリノベーションで競争力を高め、賃貸需要や再販売価値を向上させる。
水回り(キッチン、浴室)、収納スペース、インテリアデザインに注力。
・リノベーションのマーケティング
リノベ済み物件としてアピールすることで、築年数によるネガティブイメージを和らげる。
3. 管理状況の確認
・管理組合の状況を調査
管理組合が健全に運営されているか確認。
修繕積立金が不足している場合、今後の補修計画に支障が出る可能性がある。
4. 再販売時の課題
・売却時のターゲットを明確化
賃貸目的の投資家向けか、自住用としてリノベーションを考える買主かを明確にする。
築古物件は再販売価格の下落が早いため、購入後5~10年のスパンで売却計画を立てるのがおすすめ。
・融資条件への配慮
旧耐震基準物件に対する金融機関の融資条件が厳しくなる可能性があるため、買主がローンを利用しやすい状況を整える。
(大阪市内の投資における考慮点)
・エリア選び
賃貸需要の高いエリアを選ぶことが重要です(例: 梅田、難波、天王寺、心斎橋などの中心部や、交通利便性の高い駅周辺)。
・物件規模と構造
小規模な物件よりも大規模マンションの方が管理体制がしっかりしている場合が多い。
・人口動態と需要
単身者や若年層向けの1R~1LDKの物件が特に需要が高い。ファミリー向け物件も需要はあるが、競争が激しくなる可能性あり。
(まとめ)
旧耐震基準の物件は、価格の安さやリノベーションによる価値向上の可能性が魅力ですが、耐震リスクや資産価値の低下といった課題があります。購入を検討する場合、以下を念頭に置いてください。
・耐震診断や補強工事のコストを事前に把握する。
・賃貸需要が安定しているエリアに絞る。
・資産価値を維持するためのリノベーション戦略を計画する。
・管理組合の運営状況を確認し、将来の修繕計画を共有する。
リスクとリターンをバランスよく検討することで、収益性の高い投資が可能となるでしょう。必要に応じて、不動産投資の専門家や建築士に相談しながら進めることをお勧めします。
以上、参考になれば幸いです。 -
築年数が経過した中古マンションへの投資は悩むところだと思います。
特に耐震基準の改正前に建てられた物件は、リスクも利点も大きいこともあり、どの物件を購入するかじっくりと検討しなければなりません。まず、耐震基準の改正前の物件へ投資するリスクからお伝えしていきます。
【リスク】
耐震基準改正前の物件は地震に弱く、入居者に不安を与えてしまいます。地震を警戒する入居者は新耐震基準のマンションを入居先に選択することから、旧耐震基準のマンションは入居者が見つかりにくいのが特徴です。長期間空室になると一気にキャッシュフローが悪化してしまいます。
同じ理由で旧耐震基準のマンションは新耐震基準よりもやや売りにくく、出口戦略をしっかりと考えておかなければなりません。売却時の金額は投資計画に大きく影響するため、旧耐震基準というマイナス要因を、立地やアクセスの良さなどのプラス要因でカバーできる物件か確認して購入することが大切です。想定よりも低い金額でしか売却できないという事態になると、不動産投資はほぼ失敗してしまいます。
また、築年数の経過したマンションは、リフォームをしにくい構造になっているケースがあるため注意しなければなりません。たとえば、マンションによっては配管の修繕ができないこともあります。そして、築年数が経過しているため、購入後すぐに設備を取り替えなければいけないということがあります。旧耐震基準は40年以上前に建築されたもので、修繕費は多めにみて計画を立てなければなりません。
次に利点についてお伝えします。
【利点】
旧耐震基準のマンションの最も大きな利点は、減価償却費を計上できることだと思います。
旧耐震基準のマンションは築年数が経過しており、耐用年数が少なく、1年で計上できる減価償却費が上昇します。減価償却費が増えれば所得税・住民税の節税が可能です。減価償却費は実際にお金を支払うことなく計上できる費用であるため、大きな節税効果が見込めます。
また、築40年程度のマンションは価値が安定しており、新築マンションのように価値が大きく下がりません。売却できる金額の予想が立てやすく、流動性リスクさえ抑えれば出口戦略で失敗する可能性が減ります。
ただし、購入を検討されているのが大阪市内であれば、旧耐震基準でも賃貸需要は高く空室リスクや流動性リスクは抑えられる可能性もあります。地域の特性は不動産投資会社などの専門家に確認しつつ、良質な物件を探してみてください。
以下の記事もよく読まれています
-
40代 男性
- 投資
-
- エリア
- 東京都目黒区
-
- 投稿日
- 2019/04/02
- [3回答]
1508 view
マンションの投資を考えています。費用はどんなものがあるのでしょうか。
投資用のマンションを購入しようと思っていますが、どのような費用がどれくらい必要となりますか?目安を教えてください。
1508 view
-
30代 男性
- 投資
-
- エリア
- 東京都千代田区
-
- 投稿日
- 2025/02/27
- [1回答]
66 view
タワーマンションの管理費・修繕積立金が高騰…長期的に保有すべきか
数年前に都心のタワーマンションを投資用として購入し、これまで安定した家賃収入を得てきました。 しかし先日管理組合から「管理費と修繕積立金の大幅な増額」を通告され、今後の運用方針を見直さざるを得ない状況になっています。 購入時には「管理費・修繕積立金は今後も安定」と説明を受けていたのに、築年数が進むにつれて維持コストが想定以上に増えてきたようです。 特に、タワーマンションはエレベーターの台数が多く、外壁や設備の維持に莫大なコストがかかるため、管理組合も積極的に積立金の増額を決めているとのこと。 現在の賃貸市場を見る限り、家賃の引き上げは可能ですが、それでも管理費の上昇分をカバーできるほどではなく、 ローンの返済や固定資産税を含めると、キャッシュフローが圧迫されてしまい、いずれ「持ち続けるリスク」が大きくなるのではと悩んでいます。 シンプルに家賃を上げるのが良いか、それとも売却して別の投資先に切り替えた方が良いか、ご意見頂きたいです。また高く売る工夫等あれば具体的な事例を聞きたいです。
66 view
-
40代 男性
- 投資
-
- エリア
- 東京都渋谷区
-
- 投稿日
- 2024/10/11
- [4回答]
499 view
オーナーチェンジ後に入居者が退去
昨年、投資目的で都心のワンルームマンションをオーナーチェンジ物件として購入しました。 購入時は入居者がいて、家賃収入が安定していると説明を受けました。 しかし、契約から3ヶ月後に突然、入居者から退去の連絡がありました。 退去時の立ち会いで、壁紙の傷や設備の故障など、想定以上の損傷が見つかりました。 前オーナーからは「きれいに使用されている」と聞いていたので驚きました。 しかも入居者が支払うべき原状回復費用の一部を拒否されています。 管理会社に相談したところ、「入居者との契約は前オーナーとのもので、詳細は把握していない」と言われました。売主の不動産会社に連絡しても、「物件の状態は現況有姿で売却している」の一点張りです。 私としては、物件の状態や入居者との契約内容について、重要事項説明時に十分な説明がなかったと感じています。 この状況で、前オーナーや不動産会社、管理会社に何か請求できるのでしょうか。
499 view
-
20代 男性
- 投資
-
- エリア
- 福岡県福岡市博多区
-
- 投稿日
- 2024/09/18
- [2回答]
339 view
投資用マンションに関して
投資用マンション(ワンルームマンション)の購入を検討しています。 節税や短期売却を狙って購入を考えておりますが、 都内のマンション(世田谷区2500万)か博多天神エリア(1200万前後)を2戸購入するかを悩んでおります。 26歳独身で年収は750万ほどですが、節税、短期売却を考えると再開発エリアの福岡の物件が良いかと思っております。 アドバイスをいただけると、嬉しいです。 よろしくおねがい致します。
339 view
-
30代 男性
- 投資
-
- エリア
- 大阪府豊中市
-
- 投稿日
- 2024/06/09
- [3回答]
1738 view
大阪は万博が終わったら土地の価格は下がりますか?
大阪は万博が終わったら土地の価格は下がりますか? 様々な見解を伺いたいです。
1738 view
-
30代 男性
- 投資
-
- エリア
- 東京都品川区
-
- 投稿日
- 2024/09/20
- [3回答]
333 view
投資用マンションについて
最近投資用マンションの提案を受けました。場所は品川なのですが新築ワンルームマンションで、今後も値上がりが期待できるので購入しませんかと勧められています。駅近できれいな建物で悪くないと思っていますが、どう考えたらいいか迷っています。
333 view
-
20代 男性
- 投資
-
- エリア
- 大阪府大阪市淀川区
-
- 投稿日
- 2024/07/16
- [6回答]
394 view
投資セミナーに参加します
不動産投資のセミナーに参加します。 まずは話を聞くだけと思っていますが、失敗しないために気を付ける点や 抑えるポイントはありますか? 記事やYouTubeなどをみて、気を付けようとは思っていますが どれを参考にするべきか情報が溢れすぎており悩んでいます。 専門家の方々の目の付け所があれば知りたいです。
394 view
-
20代 男性
- 投資
-
- エリア
- 茨城県水戸市
-
- 投稿日
- 2024/04/03
- [2回答]
454 view
埼玉県のさいたま市や川口市のような郊外エリアで、ファミリータイプの賃貸マンション投資を検討しています。
埼玉県のさいたま市や川口市のような郊外エリアで、ファミリータイプの賃貸マンション投資を検討しています。 私自身この地域に住んでいないため、情報があまりなく情報収集をしたいです。 このエリアの人口動向や今後の開発計画が賃貸需要にどのように影響する可能性があるのか、そしてその影響を収益にどう反映させることができるかについて、具体的な分析方法や考慮すべきポイント、情報収集の方法を教えていただきたいです。
454 view
-
60代 その他回答
- 投資
-
- エリア
- 東京都杉並区
-
- 投稿日
- 2024/11/23
- [5回答]
308 view
所有するマンション2室をこのまま持ち続けるべきなのか
マンションを2室所有していて、現在賃貸中なのですがこのまま持ち続けていいものか悩んでいます。 というのも、築54年とかなり古くいろんな設備にガタがきているため、修繕費がかなりかかってしまっています。 1室が入れ替わりが激しく、その都度清掃や壁紙の張替えなど費用が膨大となってしまっています。 ただ、私も主人も60を過ぎており、私は病気で仕事をしておりません。私の介護の関係で主人も仕事を何年も前に辞めております。 現在の収入はこの2室の家賃収入と年金や介護保険程度です。 オーナーチェンジなどをして、手放すにしても買い手が見つかるかも怪しいような物件です。 買い取っていただいたとしても、一度にそれなりの金額が手に入るとはいえ、定期的な収入は減ってしまいます。 手放した時に入ったお金で、築浅のマンションを新たにオーナーチェンジなどで購入して、家賃収入を得るのが得策なのでしょうか。 とはいえ、仕事をしておらず貯蓄がそんなにあるわけでもなく、ローンも組めないと思います。 やがては、娘に相続の形になると思うのですが、その頃には今よりさらに価値が下がってしまっているので その前に何か対策をしたいと考えています。 ・このまま持ち続けるべきなのか ・手放して、築浅の別のマンションを所有し家賃収入を得る 何かいい案はございますでしょうか。 宜しくお願いいたします。
308 view
-
20代 男性
- 投資
-
- エリア
- 神奈川県川崎市川崎区
-
- 投稿日
- 2024/02/02
- [3回答]
583 view
ワンルームマンション投資について悩み中です。
ワンルームマンション投資について悩み中です。 不動産業者からは将来的な需要増加を強調され、購入を検討していますが、、 友人やネットでの情報では否定的な意見も多く、誰の意見を信じるべきか悩んでおります。。。 ワンルームマンションの将来性やリスクについて、実際の経験者の意見をご教授いただきたいです!
583 view