不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/01/22

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    個体差があり回答しづらいですが、マンションは区分所有といって、一棟の建物の一部を所有する形態になりますので、他の所有者との共有物があります。他の所有者がどういう人なのかは住んでみないとわからないので、もし、問題がある所有者がいた場合、結構厄介なことになります。厄介な人を嫌う人が多い場合、売り物が増え買い控えが広がり資産価値下落、ということも、あると言えばあります。日本ではあまりそこまでひどい例はありませんが、米国では現実です。トランプが移民を嫌うのもわかります。

    一戸建ての場合、大抵は木造です。税務上の耐用年数は22年しかありません。22年しか住めないわけではなく、単に償却額の計算上の数字です。一方、マンションはたいていRC造なので耐用年数は47年あります。仮に10年経過すると、戸建ての場合の建物の価値は12/27になる一方、マンションの場合は37/47も残っていることになります。これに土地の価額が上乗せされますが、戸建ては敷地全部の価格であり、マンションは区分された持ち分のみの価額になります。
    つまり、時間がたつと土地の影響度が大きくなりますので、地価が高いマンションがいいのか、地価は安くても敷地全部を所有している戸建てがいいのか、という比較になってきます。

    終の棲家とするのであれば、戸建ての方がいろいろメリットがあると思います。マンションの場合、いずれ建て替えが必要になりますが、その際、所有者個々の事業が絡んできますので、果たしてすんなり進むかどうか、まだわかりません。法的な整備はされてきていますが、個別事情にかなり依存する問題です。

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