不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/02/04

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    もしもの時を考えると、なるべく現金か現金に替えやすい有価証券などをいくらかキープしておいた方がよく、借金である住宅ローンは全額返済でなければ、後回しで良いと思います。

    もしもの時とは返済が滞るような状態であろうかと思いますが、そういう状態ですと日常の生活費の確保に困っているのではないですか?

    優先順位を考えると、生活資金の確保より、借金返済は上位になるとは思えません。
    また、銀行に事情を話せば返済期間を長くしてもらうなど、考慮もしてくれます。

    さらに、現状はインフレ期に突入したと考えられます。インフレはモノの価格が上がり貨幣価値が下がる現象ですので、貨幣を借りて住宅に投入する行為は経済原則に合致しています。今借金を返済せずとも、実質的に負債が目減りしているというのが、インフレです。

    ご期待の答えとは違うと思いますが、住宅ローンは借金の中で最も金利が低く額の大きい商品ですので、返済順位は最劣後で考えるべきものです。高度成長期に住宅を購入した世代は、こうして資産形成を行ってきました。参考にして良いと思いますよ。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/02/04

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談を拝見しました。

    繰り上げ返済を行えば、その時点で返済した額の元金が減りかつその額に対する金利もカットされます。したがって、返済時期によって得られる恩恵は繰り上げ返済額の2倍近くになることもあります。このような理由から私たち不動産業者は、繰り上げ返済を推奨します。

    しかし、ご主人にように、イザという時は団体信用生命保険が適用されるのだから、繰り上げ返済に意義を見いだせないという方はいます。

    どのような団信に加入されているか分かりませんが、最低限として死亡・重度障害に対する保証が付保され、三大や八大疾病保証付団信であればさらに手厚い保証が受けられるのですから、そのような意見も納得できる部分はあります。

    説得するには、繰り上げ返済による効果を具体的な金額で提示する、団信の約款を細かく読み込み、団信の適用条件がそれほど甘いものではないことを説明するなどの方法が考えられます。

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