不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    小川佳宏

    小川FP・行政書士事務所

    • 60代
    • 愛知県
    • 男性
    • 専門家
    投稿日
    2025/09/04

    低金利の預金ではなく退職金と貯金3000万円を不動産に投資するかどうかお悩みなのですね。

    相談者様の性格、年齢やご心配からすると不動産投資は避けた方が無難と思います。理由は
    1.不動産運用は一つの手段ですが、運用する目的(いつまでにいくら何のため)がはっきりしていないのに手段として不動産からはいることはリスクが大きいこと
    2.不動産投資リスク、例えば空室、修繕、税金、保険、管理費用などに耐えられるか分析がされていない様子であること
    3.失敗した時のリカバリーが難しく物件による換金性も大きく異なること。損切りも容易にありえること

    従い、低金利中でインフレが続く状況でご心配なことはよく理解できますので、代替的な手段を検討します。その前に、今の収入(就業状況、将来の公的、企業年金などの受給額)と支出から30~40年の家計のキャッシュフローを作成します。その結果、どれくらいの金額が必要かわかってきます。それを踏まえた上で、
    1. 器としてiDeCoやNISAを活用して金融資産への投資をする。税金上、大きなメリットがある。
    2. 長期、積立、分散を意識しながら資産運用のしくみをつくる。意識せずに継続できることが大切。不動産は管理手間が大きすぎる。
    3. 投資信託のインデックス投資で費用をおさえながらコツコツ積立てる。
    4. 投資先を分散することで、期待利回りの高い外国株式や国内株式もバランすよく組み入れる。不動産の実質利回りより大きなリターンも期待できる。
    5. 不動産投資もREITのような商品も検討できる。
    6. その他、オルタナティブ投資など勉強しておく。

    FPなど専門家に相談することをお勧めします。

    ご参考まで。

  • 私が回答します

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2025/08/22

    55歳で退職金があるということは、現在お仕事はされていないのでしょうか。定職がない状態では融資は望めませんので、不動産投資をするにしても現金で、ということになります。
    手持ち資金1000万円は残しておくとして、残りの2000万円をどうするか、ですね。
    不動産のリスクとして、空室、災害、修繕費の負担、築年数、入居者トラブルの5つを挙げてらっしゃいます。
    一つ一つ見ていきますと、
    空室:単身者用>ファミリー用>戸建て、です。戸建てなら10年以上住まわれるケースも珍しくありません。
    災害:購入前にハザードマップで確認。別に不動産投資に限った話ではありません。
    修繕積立金:分譲マンション投資には必ず付きまとう問題です。ところが一棟ものは自分でコントロールできます。
    築年数:メンテナンス状況を鑑みないと何とも言えません。特に屋根、外壁は要チェックです。
    入居者トラブル:管理会社が間に入ってくれるので、だいたいは任せられます。管理会社次第です。
    それ以前に、客付けが十分に可能な物件かどうか、将来実績を積んだ後、事業として拡大する場合に足を引っ張る物件かどうか、などほかにも考えることはたくさんあります。
    もし、新築ワンルームマンション投資をお考えなら、避けたほうがいいと思います。不動産投資はいろいろ種類がありますので、まずは書籍を乱読してください。10冊以上読めばいろいろ分かってくると思います。

以下の記事もよく読まれています

無料で不動産の相談をする